レストランなどのサービス業においては、食事やワインの提供というサービスと、ウェイターによる給仕のサービスがあります。
このようにサービスを売りにした製品は中核の「コア・サービス」（食事やワイン提供）と「補完的サービス」（ウェイターによる給仕）の組み合わせでできています。
競争が激化すると、コア・サービスは次第にどの企業も似てきます。そこで接客に差をつけるなどして、補完的サービスの方を高めることで差別化を図ります。

官能小説においては、「どんな内容か」が中核サービスです。
「どのサイトで買えるか」「表示される形式は何か」あたりが補完的サービスです。
あまりニッチでない性癖で戦う場合はどうしても競合がたくさんいる状態になります。中核サービス（本の内容）が似ている状態では、補完的サービスの質を高める努力は必要です。