私の小さな行動に何の意味があるのだろうと思ったことがあるすべての人に送りたい物語。
こんばんは,SDGs×PRのさやです。
SDGsの達成や,サステイナブルな社会の実現のためにどうすべきか考えていると,ふとそれはとてつもなく高い壁に感じることがあります。
紛争がない平和な社会を築くことが本当にできるのだろうか。差別や偏見がない社会は実現可能なのだろうか,と。
そんな時に,思い出したいある物語をご紹介します。わずか1分半の映像ストーリー。ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ氏が語った物語です。この物語はサステイナブルとは関係なく,自分がやっていることが本当に意味があるのだろうか,わたし一人が行動しても意味ないんじゃないか,と思ったことがあるすべての人に送りたい物語です。
ワンガリ・マータイ氏について
環境分野として,アフリカ女性として初めてノーベル平和賞を受賞。ケニア共和国元環境・天然資源省副大臣。祖国の貧困や環境破壊に心を痛め、1977年貧しい女性たちと「グリーンベルト運動」という植林活動を開始。政府の弾圧を受けながらも、運動にはこれまでに延べ10万人が参加し、植えた苗木は5100万本に上る。
出典:http://www.mottainai.info/jp/about/
ハチドリの物語
ある日突然火がついたのは、広大で緑豊かな森。火はどんどん大きくなり、燃え広がっていきます。森に住んでいたすべての動物は森から逃げ出さねばならず、住み家を燃えつくしていく火を呆然と見つめています。
動物たちが呆然と森を見つめる中,彼らは小さなハチドリが川へ飛んでいき、一滴の水をすくい、森の火の中にその水を落としているのを見つけます。ハチドリは,ただただ同じ行動を繰り返します。川に戻り、一滴の水をすくい、森に戻り、火の海に水を落とすのです。
他のすべての動物はハチドリを見て、「ハチドリ、あなたは何をしているのですか?あなたはあまりに小さくて取るに足らないものです、あなたの行動は何の効果もないですよ。」と話しかけます。水を一滴たらし続けても,火が消えるとは到底思えないからです。
ハチドリは答えます。
「私は小さくて取るに足らないかもしれませんが、私はします,私にできるベストのことを。」
物語はこのハチドリの力強い言葉で締めくくられています。
物語が教えてくれること
目の前にある壁があまりに高く感じると,行動の麻痺につながったり,個人として何をしても、全体には何の影響も与えられないのではないかという感覚を覚えることがあります。そんな時に思い出したいお話です。
物語の語り手であるワンガリ・マータイ氏は以下のように語っています。
「変化と変革はすべて、個人が責任を負うことから始まります。どんなに小さくても、できる限りのベストの行動をとることが個人の責任であり勇気です。見てくれてありがとう。」
本編動画は以下からご覧いただけます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?