シリーズSDGsの今:目標⑨産業と技術革新の基盤をつくろう

PRディレクターのさやです。

今日は「目標⑨産業と技術革新の基盤をつくろう」についてです。

「目標⑨産業と技術革新の基盤をつくろう」

レジリエントなインフラを整備し、包括的で持続的な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図ることが目的です。

この目標におけるキーワードは「レジリエンス」異常気象や災害が起きたとしても、電力・ガス・水道などのインフラが維持、あるいは早急に復旧できる状態にあることが重要です。また、途上国においては生活インフラの整備はもちろん、教育や医療、ネットへのアクセス整備が欠かせません。2019年時点において、開発途上国でネットアクセスがある人は5人に1人未満となっています。前述の目的にもあるように、インフラの整備が次のイノベーションに繋がるからです。

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新型コロナウイルスの影響で、特に航空業界は壊滅的な影響を受けています。また、小規模な産業においては新型コロナウイルスから立ち直るために貸付金が必要ですが、開発途上国で貸付を受けられるのは35%にとどまっています。

世界の取り組み

災害が発生した時に、被災地に支援物資を届けたいけれど、様々な障害物によって道路が変わってしまった、今通れる道路がどこにあるのかをすぐに知りたい、そんな時に活躍するのがクライシスマッピング誰もが地図に情報を書き込めるオープンストリートマップを用いたシステムで、災害時に最新の情報を地図上に反映させることができ、被災地支援の時に欠かせないものとなっています。

クライシスマッパーズ・ジャパンは、自然災害、政治的混乱等の危機的状況下で、地図情報を迅速に提供し、世界中に発信・活用することを目的としている特定非営利活動法人(NPO法人)です。現在では、世界中の誰でも自由に地図情報を共有することのできるオープンストリートマップ(OSM)を活用し、どこにいてもインターネットにつながることで、この地図づくり活動に参加し、被災状況を地図に反映(マッピング)することができます。

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東日本大震災や熊本地震などでも大変重宝されたマップ。誰もが書き込めるシステムを利用して、SNSでの投稿やドローン映像などの様々な情報をボランティアがまとめて地図に反映させるのです。被災地の今を共有するための欠かせない情報です。

まとめ

今日は目標⑨産業と技術革新の基盤をつくろう、についてまとめました。他の目標に比べてややふわっと、ざくっとした目標のように感じるのは私だけでしょうか?それはさておき、クライシスマッピングが素晴らしいですね!著作権フリーのオープンマッピングを活かした被災地支援、結局支援物資が現場まで届かないというのが難関の一つなので、瞬時に今の状況を地図というわかりやすいものを通じて共有できるのが素晴らしいなと思いました!今日もご精読いただきありがとうございました!

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