のんちゃんへ。

うかうかしているうちに6月に入っちゃいました。お元気ですか？　緊急事態宣言が全面解除されたと聞きましたが、のんちゃんの生活に変化はありましたか？　フランスでは今まで移動は100キロまでという規制があったのだけれど、明日から解除になります。パリなど一部の都市を除けばレストランやカフェ、映画館なども開くみたいだけれど、私は当面様子を見るつもり。でも、旅行には行きたい…　EU圏内もフランス側からは国境封鎖はなくなるそうです。先方がフランスからの入国を拒否していたら入れないのだけれど。

好きな色についてのお答え、ありがとう。のんちゃんは、ピンクが好きなのですね。のんちゃんの生き生きとした感じに合う色だなと思います。その年のラッキーカラーで服を買うって、考えたこともなかった。クローゼットが華やかになりそう！　のんちゃんのラッキーカラーと私のは違うのだろうけれど、サーモンピンクとテラコッタって両方好きです。どちらかというと、オレンジ系の色じゃない？

12色クレヨンみたいなはっきりした違いだと問題にはならないけれど、サーモンピンク、テラコッタくらいになると、何色系に見えるかって人によって違うかも、とも思います。夫と私でよく食い違うのは、グレーと茶色と青の中間色。私にはグレーに見える色を、夫は青や茶色だというので、たまに困ります。「あのグレーのタオル、とって」と頼んでも、目の前にあるのに「グレーなんてない」とか言われる。私は右目と左目で見える色味が少し違うのだけれど、もしかしたら他の人が見ている青は私の目玉で見たら全く違う色なのかもなーなんて思います。これはきっと、多くの人が思ったことがあることのはず。

ところで言語と色って似てませんか？　自分が日本語だと36色クレヨンぐらいの語彙があるとしたら、夫と話す時には12色ぐらいを使って絵を描く。でも英語で話すときは夫は30色くらい使えるのを、私に合わせて7色くらいに下げて、絵を描く。フランス語だったら、私はまだ2色しか使えないから、絵を描くのにはかなり難がある、みたいな感じで。そして36色を持っていても、世界を描くには相当な工夫が必要。

「赤」って言っても、朱色系から青みがかった赤までいろんな色があるのも、言語に似てるなと思いました。「友達=Friend」で話せるレベルの会話だったらいいんだけど、「友達」という言葉って、人によって定義が違うでしょう？　「仲良し」「話して楽しいと感じる相手」「会いたいなと思う人」「毎日会う人」「尊敬できるところがある人」「使える相手」「お互いに気に入っている人」「一方的に好きな人」とかとか。そんな感じで。なーんてグダグダ言ってないで、単語の一つでも覚えろっていうね。はい、フランス語学習、停滞中です。

さて、今回ののんちゃんからの質問は、「バトンチャレンジをやったかどうか」ですね。「同調圧力の権化だ！」なんて怒っちゃう人もいるのかあ。やらなければいいだけなのに。見ていて楽しいチャレンジも多いですよね。

私も、ブックカバーチャレンジの打診を何人かからもらいましたが、実は紙の本はほぼほぼ日本に置いたままなので、パスしちゃった。でも、たぶん他のバトンチャレンジが回ってきても、できなかったと思います。今、私は100日チャレンジ中なので。4月6日から100日間、1989年に行った旅行の記憶を2020年の同日にnoteに投稿しているのです。100日チャレンジ、割と好き。

今回の私からの質問は、「ゲームはしますか？」にします。のんちゃんはゲームはしないかな。ゲーム、私はほとんどやらないのだけれど、先月1つはじめました。チェスのアプリを入れてみたの！　チェスは小学校の頃から『鏡の国のアリス』の影響でやりたいなと思っていたのだけれど、ずっとやっていなくて。けど、ルールを読まずに習うより慣れよでやってるので、全然勝てません。相手をキング以外全部獲ったのに、いきなり「引き分け！」とか言われちゃう。

そんな感じの日々です。今月で2020年も折り返しですね。今年は、健康ならもうそれで十分かも。お互い、健康第一でいましょうね。ではでは！

清香より。

追伸：のんちゃんのお台場写真、SF感あると思った。人がいない昼間のお台場って、レアですね。私の方は、先月外出禁止がとけて喜び勇んで出かけた小さな街の写真です。緑の勢いが好きだった。