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ショッピングセンターへ期日前投票に

ショッピングセンターへ期日前投票に行ってきた。投票後には買物をして、休憩にアイスクリームを食べた。こんなふうに、買物のついでに投票ができるのはとてもいいなと感じた。

投票日当日に、投票所を目指して出かけていくのも、楽しいというと語弊があるかもしれないが、行事としていいものだと思う。非日常感があり、「選挙に参加したぞ」感が強く得られる。

わざわざ投票所に出かけていくのは面倒だという方も多いだろう。得られる物が「参加した感」程度では動く気になれない方も多いと思う。私は投票という権利を行使したいので、当日か期日前か、どちらかで投票には必ず行っている。

しかし、そんな私でも、自分の一票が報われなかった時にはがっかりしてしまう。うんざりもする。やはり投票で社会は変わらないのかと落ち込む。なので、重い腰を上げて投票に行ってみたものの、自分が票を投じた候補者が落選してしまい、投票しても無駄だ、と思ってしまう方の気持ちもわかる。

私はこんなふうに考えて溜飲を下げている。
「私が応援したくない候補者から票を1票減らした」
だ。しかしこれは詭弁で、私が入れたくないと思っている限り、その候補者に私の1票が入ることはないのだ。別の候補者に1票増えることで、相対的に、入れたくない候補者から1票減った感を想像できるだけなのである。当選しない限り、落選した候補者に入った票は死票となるのだが、少しでも獲得票数を当選者に寄せられたらそれでいいと考えている。

まあ、ここまで考えて投票しなくてもいいとは思う。でも「どうせ」とは思わないでほしい。1票は確実に候補者への応援になる。そして、自分1人だとたった1票だが、投票する人が増え、投票率が上がることで、選挙の影響力は上がっていく。「どうせ」を逆転させる可能性も見えてくるのだ。

さて、その投票率を上げるには、投票のハードルをもっと下げることが大事だと思う。今でも結構下がってはいると思う。期日前投票も、昔は仕事や病気など、限られた理由でしかできなかった。今は、投票日に遊びに出かけるという理由であったとしても、期日前投票は行える。

もう、「買物に来たら期日前投票所があったから、投票してみた」でいいと思うのだ。ちなみに、投票所入場整理券を持っていなくても、期日前投票所での投票はできる(その地域の選挙人名簿には記載されていないといけない。そして、本人確認ができる物を提示できたほうがいいようだ)。だから気負わずに投票したらいいと思う。

などと書くと「それは無責任なのではないか」というご意見があるかもしれない。でも投票しないよりはいい。「ふらりと来て候補者の政策などがわかるわけがない」と言われれば、その通りだ。本来ならば候補者が何を考え、実行しようとしているのか、知ってから投票すべきだ。だが、全ての候補者の政策を調べ、比較検討して投票ができる人など、ほんの一握りなのではないだろうか。だから、というわけではないが、自分が名前を知っていたり、苦手だとは思わない候補者に入れるだけでもいいと思うのだ。

投票のハードルが下がると、「適当に入れちゃえ」という人もいるかもしれない。もう、今はそれでもいいと思う。それくらい、投票率の低さが問題だと私は思っている。まず、何もわからなくても、投票してみればいいのだ。投票したら、結果が気になるだろう。結果を追ってみると、投票した候補者が当選しても、落選しても、何か思うところがあるだろう。その思いが、次の選挙につながっていくのではないかと、これは希望でもあるが、思っている。

そんなわけで、もっと気軽に期日前投票ができるようになる一助として、買物や食事など、楽しめる物と投票をセットにできるといいと思うのだ。

このような支援がある。イオンでは、全国138箇所のイオンの商業施設で投票所が設置されているようだ。

https://www.aeon.info/wp-content/uploads/news/pdf/2023/03/230327R_1_1.pdf

政治は遠い世界のことのように思えるかもしれないが、そんなことはない。今の身近な不満や不安は、私達が選んだ(はずの)政治家が行った政治状況から生じている。不満があっても、政治家に直接に文句を言うことはまずできないだろう。言葉が届かないからといって、暴力で訴えるのはもっての外だ。一般人が政治にわずかでも関われる機会、それが選挙なのだから、参加しておかなきゃ損だと思うのだ。

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