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どんな街で誰と暮らしたい?

思い返すとこの1年くらいは、1人でいろんな場所に仕事で出張して訪れて、これまでのどんな年より色んな地域の人たちと出会えた。
どこの場所も、人と人の距離感が近くて第二の実家みたいに心地よく感じることもあるし、地方ならではの窮屈さみたいなものも感じる。
ちゃんとくっきりとコミュニティの境界線があるような集まりに行って、その境界線の中になんとか入れてもらおうと頑張ってコミュニケーションをとった。
こいつはよそ者だけど、何者だ?何を考えてるんだ?何をしにここにきた?そんなような視線を感じながら、この地域にまたきてもいいかどうかテスト、を受けてる気分だった。

その集まりが終わった後に新幹線で東京に戻ってくると、誰も私に関心なんてないし見てもない。ヘロヘロで疲れてても、化粧がとれかけてようと、誰も見てない。普段はその無関心さに傷ついたり孤独を感じたりするのに、その日は誰も介入してこない感じがすごくほっとした。あー、このお互いに干渉しない感じが落ち着く。
放っておいてくれてありがとう、東京の街。

どこで、誰と、どんな風な私は暮らしたいんだっけ?
そんなことを最近よく考える。

24年ぐらい、田舎で生まれ育って、東京にきて10年。
まだ、東京を離れる準備は出来てないのかもしれないな。

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