サヤマ
僕が夢で見た題材をそれぞれ短編小説にまとめています。夢の中の話なので話の展開が急だったり、設定が現実離れしていることもしばしば。新しい短編小説の形。個人的に勝手にニューフィクションと呼んでいます。
それはある夏の日、蒸し暑い夜中の出来事だった。 いつもと同じ時間に、同じように布団に入り、同じように眠っていた日のこと。 夜中にふと目が覚めた。少し体が汗ばんで…
「今どこにいる?」 「遅くなってごめんねー!もうすぐ着くよ!」 今日は友達のマリアさんとテーマパークに遊びに行く約束の日。最近連絡を取ることが多く、一緒に遊びに…
2018年4月1日 19:56
それはある夏の日、蒸し暑い夜中の出来事だった。いつもと同じ時間に、同じように布団に入り、同じように眠っていた日のこと。夜中にふと目が覚めた。少し体が汗ばんでいるように感じた。「少し水でも飲…」気づくと、目の前の壁にオトコの顔が浮きあがっていた。まだ布団の上に寝転んだままの僕は、目の前の壁のオトコと目が合ってしまった。その距離、わずか20センチほどだった。壁のオトコは、目と鼻
2018年3月29日 17:53
「今どこにいる?」「遅くなってごめんねー!もうすぐ着くよ!」今日は友達のマリアさんとテーマパークに遊びに行く約束の日。最近連絡を取ることが多く、一緒に遊びに行くことも多い。彼女は27歳独身。ギャルのような清楚なような、よくわからないが明るい、そんな人だ。今日もいつも通り10分程遅れるらしい。「ごめん、おまたせー!結構待ったよね?」「いや、全然待ってないよ。じゃ、行こうか。」