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9/1 Beyoncé Renaissance World Tour Los Angels

9月にLAでビヨンセのRenaissance World Tourを観てきました。
会場はInglewoodにあるSoFi Stadium。
2022年のSuper Bowl Half Time ShowとかBTSもコンサートをやった会場です。

とにかくでかい。7万人入るらしいのですが、ものすごく見やすい。導線も素晴らしくてなんの不快感もなく入退場できた。
映像も音も素晴らしくて、スタジアムとは思えなかったです。

ビヨンセの単独、実は初参加だったのです。初めて生でパフォーマンスを観たのはコーチェラ2018。
今回のテーマである最新アルバム『Renaissance』が最高だったのと、アルバムを通して聴いてどんなツアーになるのか楽しみで仕方なかったこともあり、留学から帰ってきて仕事復帰してる時期だったけど、とりあえずなんとかなるだろう精神でチケット購入。

ビヨンセのツアーチケットセールスが始まる直前に、テイラースウィフトのチケット高すぎ問題でTicket masterがアメリカの公取?に怒られたおかげで、ビヨンセのチケットは言うほど高騰しなかったです。
天井席で$200くらいだった。(テイラーは一番安い席でも$400とかだった)

LAに住んでいる友人と参加したので、車で連れて行ってもらい、当日の駐車場は1台$100払って比較的近い所に停められました。
Uberだと帰りは捕まえるの大変だったかも。
LAは車がないと本当に不便なので、レンタカーとかマイカーをおススメします。

・LA全体が盛り上がるビヨンセムード
今回は直前にビヨンセ様から
「おとめ座のシーズンが始まるのでこれからの公演では皆が持っている最高にファビュラスなシルバーのファッションで人間ミラーボールになりましょう」というお達しが。

フジロックのLIZZO用に友人が買ってたラインストーンギラギラ服を借りて、LAのZARAでなんとかシルバーの服を探して人間ミラーボール状態でサンタモニカを歩いていたのですが、割とかなりの確率で「もしかしてビヨンセ行くん?わたし明日行くんだけどその服どこで買ったん?」とか聞かれまくった。

コンサートの前後もシルバーの服がかなり飾られていて、街中ビヨンセ流れていて、カリフォルニア州ビヨンセシティ。



会場到着すると、シルバーコーデでテンションの高い皆さん。人種、性別などさまざまなのがLAならではでもあり、来場者見てるだけでも楽しい。

・MARVEL好きなら寄ってほしいRANDYS DONUTS
SoFi行く途中に「アイアンマン2」のオープニングでトニー・スタークが乗っかっているRANDYS DONUTSにも寄りました(すぐ近く)

・OAのDJ
OAはDJ KHALEDでALL I DO IS WINでめちゃくちゃ盛り上がった。翌日はKAYTRANADAだったらしく、そっちの方が観たかったわね。

・オープニング
個別のパフォーマンス動画は見ていたけどセトリは事前に調べないでいったため、オープニングはどーん!!!って感じではなく、しっとり出てきて「Dangerously in Love」からスタート。その後もバラードが4曲続いたのは意外なオープニングだった。

オーディエンスを見渡してひとりひとり観ながら歌う姿は完全に女神で、本当にお客さんのことをしっかり観ていた姿が印象的だったし、来てくれたファンに感謝の気持ちを最初に述べるのは新鮮だった。

・ルネサンス

バラードでスタートしたあと一旦ビヨンセがはけて、映像がスタート。この映像がめちゃくちゃかっこよくて、鳥肌がやばかった。
バカでかいLEDモニターのおかげで、平民席でもぜんぜんよく観える。

Renaissanceとは「再生」「復活」を意味するフランス語で、ビヨンセ自身の復活とルネサンス期の芸術的な部分も演出になっていた印象。

月と太陽、青空、現代的なアンドロイドの登場(空山基デザイン)で、空間そのものがアートの一部になっているようなライブだった。

・Blue Ivyの登場
2011年に誕生した長女Blue Ivyちゃんもすっかり大きくなっててビヨンセのファン大感激。
世界のカーター夫妻の長女とだけあって、7万人の大歓声を前にしても余裕そうで凄かった。

Run the world(Girls)からMy Powerの流れでBlue Ivyが登場したのですが、この繋ぎもシームレスになっていて完璧。
この曲で彼女が登場するのも、ビヨンセからのメッセージだと思う。
ビヨンセの背後にBlue Ivyが隠れていて登場するサプライズにこの日1番の大歓声。

・ギラギラの馬に乗って登場し宙を舞って退場
今回のツアーの演出は本当にはんぱじゃなかった。空山基のオブジェ、映像も素晴らしかった。
アンリアレイジの光る衣装、どでかミラーボール、ギラギラの馬に乗って登場するし、最後は宙を舞いながら終了。

日本人アーティストやデザイナーを多く活用していて、それもとてもうれしかった。
メインダンサーのひとり、Ai Shimatsuさんは今のビヨンセのバックダンサークルーの中で一番長くビヨンセのバックダンサーやられている方です。すごすぎる。

だから本当に日本に来て!!!

・ツアースケジュール
今回のツアーのラストはニューオーリンズ(最終的にはカンザスが追加になったが)いつも何かに意味を持たせるビヨンセなので、地元や大都市のLA、NYではなくニューオーリンズなのは何故だろうと思って調べてみたところ、ビヨンセの母がルイジアナ・クレオールをルーツがあり、今回のアルバム『Renaissance』は、ビヨンセも明かしていた通りHIVで亡くなられた母方の叔父さんに向けたアルバム。
ビヨンセのお母様はルイジアナ・クレオールの祖先を持つ一族ということからニューオーリンズを選んだのかなと。
彼女の中で何かを決断するときに、何か理由を付けるというのも、私がビヨンセが好きなポイント。。

・1秒たりとも見逃せない、すべてが完璧すぎた
総評して本当に本当に素晴らしいパフォーマンスで、
お金はかかっているけど、コールドプレイみたいにそれを感じさせることもなく(失礼)、セットや映像以上にビヨンセから出てくるエナジーとパワーがすごかった。

歌も踊りも一瞬も気を抜かなくて、さすが完璧主義。
まじでこれのためにLAまで行って良かったと思っている。冗談抜きで、人生で1番良かったコンサートになりました。
もうこれ以上を超えるコンサートに会えるだろうか、とすら思ったほど。

今回のルネサンスツアーまでは、コーチェラのビヨンセが一番良かったパフォーマンスだったのですが、ビヨンセがビヨンセを超えてきた。

12/1~欧米では映画が公開されるのですが、日本では公開予定なし・・・
テイラーはあるのに。
署名でも書こうかな・・・

終演後、足が痛い人向けにサンダル売ってて笑った

そして余談ですが、別の日にThe Globeで買い物をしてたらまさかのThunder Catに遭遇してびっくりした

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