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愛をどんな形で届けるかを探求する

NVCを共通言語にしたコミュニティ Inner peace circle(略してインピサ)を運営しています。

一年を通して対話の場や学びの時間をともに過ごしながら、自分とつながり、相手とつながりながら内なる平和を育むサークルです。

2023年参加者からのレビューやチェックアウトが届いているので、こちらに紹介させていただきます。

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相手から攻撃されたり、否定されたと感じたときは「ソッコーではね返してた」と自らをふり返るさっちゃん。

大事な存在である家族へも同じように対応していたことに気づき、願いから愛を伝えたいと、自己対話や家族内対話をすすめてきました。

家族って距離が近いから、つい本音の自分が出やすくて心地よいコミュニケーションが難しい…。
これはさっちゃんだけでなく、インピサ内みんなが感じていることです。

本音って一見良さそう(?)に感じるかもしれないけれど、相手の願いを無視した言葉は一方的な感情や願いのう〇こになりやすいのです。

愛をどんな形で届けるかに本気で取り組み、向き合う姿は本当にストイックで、さっちゃんの深い愛を表現しているなぁと感じていました。

出来事からの気づきをありのままに、グループ内で『熱血母物語』と題して投稿してくれていたのですが、今回はその一部をシェアさせて頂きます(添付了承済み)。


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出来事は息子の私立高校の個別相談会に行く朝におきました!

私立に行く事はこれっぽっちも考えていない息子も、念のため1つの私立の高校の確約は頂いていました。
だけどその確約は行きたいコースの1つ下のクラスだったので、最後の個別相談会で上のクラスの確約をもらいに行くつもりで準備していたんです。

だけど当日の朝になって「今日の私立の個別相談には行かない」と不貞腐れ気味で話してきた息子…。
私はその言葉を「公立に絶対受かるから、私立にいくのはめんどくさい」と受けとり、とっさに言葉のう〇こをぶつけてしまいました。

そしたら、彼は逆ギレしながら本音をぶつけてきました。

「私立高校にはできれば行きたくないけれど、もしも行く事になったら今度こそサッカーと学習を両立させたい。
上のクラスに入ったら、勉強時間が多いためサッカーも勉強も中途半端になってしまう。」

「だから、1年生は普通のクラスで入学して部活に力を入れつつ自分で努力して、学年上位をとって2年になったとき上のクラスに上がれたらいいと思ってる。」


想いを聞いて、そこまで考えていたんだなっ…て。
今だって本当は引退せずにサッカーをやり続けていたかったのに、受験のために学業に専念することを選択したんだよね。

何も考えてない!と決めつけてしまったけれど、息子なりの理由がニーズや願いがあったことを気づきました。

NVCで相手にもニーズがあると何度も学んできたのに、大切な息子のことになると、ニーズや願いの事が頭からすっかり無くなって熱血母ちゃんになってしまう。

またやってしまった!いつものパターンだ…とも思いつつ、彼の気持ちを聞くことができて私の気持ちも伝えることができ、個別相談会をキャンセルしました。

今年一年熱血母ちゃん物語にお付き合いくださり、ありがとうございました。
みんなに吐き出すことで何度も励まされて、潜る事もなく1年陸上で過ごせた事、感謝しています。

これからも熱血母ちゃん物語続編あるかもしれませんが、お付き合いよろしくお願いします。

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パワーも愛も深いさっちゃん。

陰と陽のように、光と影のように、さっちゃんの愛が無自覚から自覚的に変わることによって、息子くんはじめ家族に届くようになっていく様子に感動と笑いがいっぱいでした。

一年、さっちゃんが対話の場で鎧を脱いだありのままでいてくれることが、みんなへの刺激や気づきを呼ぶことも多々ありました。

いつでも自分の内側とつながろうとする意識は尊敬で、わたしがわたしのままで一緒にいられる大切な友人のひとり。

わたしたちが三年前に最悪な出逢い方をしたのが嘘みたい(笑)
わたしたちの関係性が、『対立は越えられる』ことを証明できていることも、とってもうれしいです。


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