『祝福には花束を…』

拙い春の
思い出と言の葉を摘み
祈りと願いのリボンで束ね

祝福には花束を

また、この季節を迎える為に
その背中を押せますように…

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『ダイヤモンド』

きらきら と

きらきら と

瞳に煌く そのひかり

まるで それは 太陽で

まるで それは 宝石で

まるで それは 魂だ

磨かれて さらに輝く

どうか 忘れないでおくれ
その 純粋な力を

誰にも染まらない つよさ
誰にでも染まれる つよさ

あなたはあなた

いつも私を 照らしてくれる。。。

まっすぐに まっすぐに

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『パステル』

朝 、空色に泳ぐ、飛行機雲を追って

歩く。

少しづつ流れる景色を、
胸の中の小さな隙間をゆっくりと埋めるように
懐かしさを感じながら歩いた。

机の上、
夕方のチャイムが
あの頃の日常に、
私を帰してくれたらいい、なんて考えれば
時計の針は速くなる。

一瞬に近い数時間から
帰宅する友に手を振り

ふと、夜空を見上げれば
流れ星。

此の小さな仕合わせが
明日を呼んで

朝日がまた、
あなたにキスをする。

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書きなぐったノート。

捲った白いページ。

サヨナラは昨日に置いて
ハジメマシテと今日は言う

気の強い風が我儘に吹いて
汗ばむ背中に羽根を広げた

ああ。新しい自分。
ああ。新しい時間。

留まる事無く流れていくよ
ありがとうと手を振り見送るの
そうしたら鏡を覗き込んで
深呼吸。一度微笑んでから

家を出る。

私の中に燻る、春が芽吹いた…

ほら、風がつよい、

きっとこれから 何かある

きっとこれから 何かある。

はじまりの生まれる予感…。

『春風』

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特別な毎日を

思い出す為の
おめでとう

忘れない為の
ありがとう

どうか
どうか

今日が貴方の特別な日に

なりますように

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『祝福には花束を…』
2020.04.29 執筆

『ダイヤモンド』『パステル』『春風』
2010.04.11 出演イベント上演脚本から一部抜粋

『無題』
2017.01.27 執筆 写真詩集Gift から 抜粋