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農業インターンシップに参加して Part2②

農業インターンシップに参加させて頂いた。そこで経験した事を、自身の体験知として落とし込むためにも、記したいと思う。

具体的な農作業や思った事の一部は以下の記事に記載している。

長くなりそうだったので2つに分けただけ(笑)

言葉の重み

6日間お世話になる中で、多くの言葉を交わした。一つ一つのお話の内容はどれも深く、何気ない会話の中にも人柄が溢れるものばかりだった。その中でも特に印象に残った言葉を記したい。

①「どうやったら、この世界が少しでも良くなるかね。」

本当に心から出ている言葉だった。この彼の言葉は一言一言に重み、深みがあり、ずっしり刺さる。

②「いただきます。今日も1日よろしくお願いします。」

毎食前のご挨拶。箸を持ち、手を合わせて、目を閉じておっしゃる。深い深い祈りが込められている。

③「ごちそうさまでした。美味しかったぁ。」

毎食後のご挨拶。手を合わせ、感謝の思いをお伝えしている。特に夕食後は「今日も1日ありがとうございました。」と嬉しそうに。

④「そーかぁ、そーかぁ。」

私の話を聞いてくださる時の相槌。微笑みながら、その包むような優しさで。何だか泣きそうになった。

⑤「色々あるよ。でもな仲間がいりゃ何とかなるんだ。」

奥様もおっしゃっていた。

「私はお金には縁が無かったのかもしれない。だけど、人との縁で幸せに生きてこれた。助けて~って言える関係性をどれだけ作れるか、それで生きてきたようなもんだからね。」

この人柄とパワーに魅了された人は昔も今もたくさん居るんだと思う。過去の記録や写真、創刊した冊子やお便りを見せてもらった。それが伝わる。本当に地域の為に色んな活動をしてこられたんだなって。そしてそれが何より彼らの使命であり、幸せなのだと。

頂いた言葉

色々な言葉を交わしたが、中でも私に対して向けて頂いた嬉しかった言葉。

「おめぇは大丈夫だ。会ってまだ2~3時間しかたってねえけどよ。でもわかるんだ。何となく。」

→会って間もなくても、直感で分かるといって下さったのが嬉しかった。
何十年も自然相手に生きてこられた方の積み重なった感覚からくるものだと思うと、ずっしりくる。

「おめぇは大丈夫だよ。人との縁を大事にしているから。」

→あぁ伝わったんだって思った。特に退職してから今までは人の縁に助けられてここまで生きてきた。ありがたいな、生かされているなって痛感していた。特にダイレクトに言葉にしたわけじゃないんだけど、彼に伝わったんだと思う。

「まずは場所に行け、そしてその地域の人たちの役に立ちなさい。必ずあなたの果たす使命ややりたいことが入ってくるから。」

→場所はまだ決まっていない。でもその決断をした時には、全身全霊頑張るよ。

「夢を心に強くもっていなさい。それに関連するもの、情報がしっかり入ってくるし、不思議とお導きがくるから。不思議な出来事がいっぱい重なってあれよという間に流れができるんだ。」

→夢もまだピンとは来ない。でもおっしゃっていることはよくわかる。願ったら叶うことも。

思う事

とにかく、生命力を感じる。人間というより地球上に生息する「生き物」の一種としての強さ、そして崇高なものを感じた。それは自分たちで食べ物を生み出していることだけじゃなくて、思想や経験値などのブレない姿も含めてなんだと思う。

農業のみならず、環境、政治、国際、歴史など幅広く勉強されている。視野は広く、この世界に対する愛を感じるんだ。

私自身の生命力を鍛え、強くしっかりとした芯を持つことを目標にしたい。

農家さんに住み込みでお世話になり思ったのは自給だけではなく、循環型生活を成立させている。SDGs等色々と言われているが、本当に必要なことって循環型なんだと思う。ひと昔前の日本はそうだったんだと思う。

これを社会全体として見た時にどうなのか。全員が畑を持って自給ができれば理想だが、現実的ではない。

実際、各企業の立場から循環型社会に対応するための取組事例なんかも出ているし、進んでいるんだとは思う。

一方で、企業PRで見せかけの内容になっていないか、表だけ良い顔をして、実はというケースもあるように思う。

環境省から出ている、地域循環共生圏の考えもとても良いと思うが、あまり表に出ている印象がない。

まだまだ勉強が必要だが、農家生活を体験をさせて頂き、循環型社会の成立について考えていきたいし、かかわっていきたいと思った。


やってみたいこと

話が飛躍しすぎるとわからなくなるので、まずは自分が出来ることを思いついたものを書く。

1件目のインターンの時も思ったが、農あるくらしをしたいと思う。畑付きのおうちかおうちの近くに畑があるか。

自分で食べるものの自給率を少しでも上げること。今は0%。とりあえずベランダ菜園で、小松菜と春菊を植えてみた。0.00....1%くらいにはなるかな(笑)

自然のお恵みをお借りして、生産し消費し、出たごみは肥料にしてまた土に還す。

自分が栽培した大豆でしょうゆ、みそなどの発酵食品を作る。

お花も植えて、その花でアレンジもしたい。

生花としての命を全うした後は、ドライフラワーやキャンドルにしたり、肥料にして土に還したり。

いきなり大規模は心理的にもハードルが高いので、少しずつ始めていきたいと思う。

あとは循環型社会が少しでも進むようなことを仕事にしていきたいと思った。まだぼんやりしすぎだけど。活動しながら考えていきたい。







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