数週間前。
近くのタワレコに行った時に
偶然見かけた野外ライブのチラシ。

インストバンドの野外フェスで、
是非生で聴きたいバンドもいくつかあって
思わず手に取った。

「きっと楽しそう！行ってみよう」

＊＊＊

結果、来てみて良かった！
何事もどうしようか迷った時は、
まずやってみてから考える。
もし後悔したとしても
その方が良い事が多いなーと感じています。

なんでもこのフェスは今回が初めてだそうです。

最寄り駅は何回も来ていて
馴染みのある駅だけど、
ここからバスに乗る事はあまりない。
駅からは離れるけれど、
海も近くてとても素敵な場所でした。

そして、今日は暑すぎず寒すぎず
本当に爽やかで過ごしやすい陽気。
絶好の野外ライブ日和でした。

どのバンドも良かったけれど、
初めて生で聴いて１番印象深かったのは
Ally CARAVANかな。

ギター、ベース、ドラム、バグパイプの
珍しいバンド編成。

摩訶不思議な音色には思わず
なんだか引き込まれるものがあります。

壺から蛇やら何やらがシュルシュルと
出てきそうな不思議な感じで、
どこまでも永遠に続くような
気長でのんびり、伸びやかな音がとても好き。

今日の過ごしやすい良い陽気と相まって
爽やかな風を全身に感じながら。
バクバイプの雄大な自然も彷彿とさせるような音色に耳を澄ませていると、なんとも言えず心地良いです。

パッフェルベル「カノン」のアレンジ曲があったり、
もちろんオリジナルも。

聴いている間ずっと頭の中は
夕暮れ時のオレンジ色が辺り一面輝いていて、
寄せては返す波の音と共に
海の水面に映された夕日のイメージが
駆け巡っていました。

こんなに良い自然環境の中で
聴けることはなかなかないよ。

とても貴重な１日だったなあとしみじみ
思います。

＊＊＊

最近はなかなか従来のライブには行けずに
悶々としていましたが、
本当に久しぶりに
たっぷりと生の音楽を楽しめました。
とてつもない解放感に溢れたライブ空間は
その日だけの特別なもの。

ライブハウスだけではなくて、
こんな雰囲気の野外フェス開催が増えて
少しずつ音楽を取り巻く今の環境が
変わっていきますように。

ニュースで報道されていたライブハウスには
ギター教室の皆で初めて演奏した
思い出の場所もあるので、
ライブ環境が１日も早く
少しずつでも整う事を願うばかりです。

音楽を心から愛する全ての人にとって
明るい未来が訪れますように…