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Xデザイン学校学習ノート 09: ユーザー評価と発表準備

Xデザイン学校の学習の記録です。08回目をサボってしまいました。。。
8回目はデザイン向けのイラストの書き方の話だったのですが、美大の絵画専攻なんて出ていたせいもあり、身に染み付いたデッサン向けの書き方のアンラーニングが難しく、なんとなく向き合うのが辛くなってしまったので。。。

でも、アイコンで感情を表せる「エモグラフィ」(5* 5 * 4のパーツで100通りの表情を現そう)という考え方は面白かったです!(↓参考)

今日やった内容は、いよいよプロトタイピング作りでした。
わー、好きなところや!

具体的なプロトタイピングのやり方は実務でやっていたので、今回はその学術的な整理を中心にまとめていきます。

プロトタイプとプロトタイピング

まずは、↑この二つを混同しないように、とのことでした。どういうことかというと、

プロトタイプ
開発者が失敗しながら考えるためのもの

プロトタイピング
開発者とデザイナーがラフに考えるためのもの

具体的な写真も見せてもらったのですが、自動車でいうと、プロトタイプは試作品の自動車。プロトタイピングはハリボテの自動車や座席などラフなもの。モノは段ボールなどでも良いので、UXを試すために使うもの、
…ということでしょうか?

最近は、動かして試すタイプのプロトタイプも増えているのだとか。

プロトタイピングの例

具体的なプロトタイピングの技法もいくつか教わりました!

思考発話法
頭の中で考えたことを話しながら、紙芝居的にテストを行う方法

オズの魔法使い
高価なシステムを使わず、人工物役の人間が操作していかにもあるように動きをシミュレーションする方法

アクティングアウト
自分たちの作ったプロダクトの利用シーンを演じさせて課題を洗い出すもの

ペーパープロトタイピング
ラフに紙に書いたものでユーザーの動きを試すもの。
まずユーザーのコンテクストから考えて行くこと(物から考えない)

それぞれ、目的が違うので、用途に合わせて技法を選びましょうとのことでした。

ユーザー評価の方法

そしてユーザーにプロダクトを試してもらう方法(これをユーザー評価と呼ぶでしょうか。。。すみません、よくわからなかったので復習です。。。)として、以下の2つが紹介されました。

サービスサファリ
外にプロダクトを持っていってユーザーに使ってもらう。その様子を撮影する。

ウォークスルー評価
試験者を連れてきて、ユーザー体験を読んで、発話思考法をやってもらう。その様子をiPadで撮影する。(発話ができない人がいれば、黙ってもらって良い)ユーザーが迷ったところはポストイットに書いて、画面に貼り付ける。

デザインモデル、システムモデル、メンタルモデル

上記の3つを考えながらデザインを考えましょうとも習いました。

  • メンタルモデル … ユーザーのやりたいこと、頭の中、考えていること

  • システムモデル … どんな情報設計とUXでそれを実現するか

  • デザインモデル … デザイナー、エンジニアの考えるモデル

デザインモデルからUIを考えるのではなく、メンタルモデル(ユーザーのやりたいこと)を利用することにより、効率的なUIを実現できるとのことでした。

その他

面白かった話をメモ程度に。

ディバイスをスマホだけにこだわらないこと

今のDXの流れの中で、スマホはUX界のカンブリア爆発のようなもの。スマホは発端で、そのうちディバイスはスマホだけではなくなる。入力という概念は無くなる可能性がある。とのことでした。
プログラミングの世界でも新しい言語が日々出て大変ですが、デザインの世界でも新しい体験が日々生まれているのですね。。。自分は先駆者にはなれなくても、良き理解者として中間的な役割でいられたらと思います。

毎回ユーザー調査をやるの大変!

実際にWEBページを調査をしながら作ってみて、とても大変でした。(↓その時の記録はこちら)

https://qiita.com/tanutanu/items/7f5fbb2c6815c5c69491

https://qiita.com/tanutanu/items/0580ce39d862a36d7ab1

ただ、年に50件ぐらいUXリサーチを行っていけば、汎用性のある知見が評価されます、とのこと。中小企業なので50件は無理ですが、そのうち知見が溜まっていく。成果は使いまわせるというのは救いになりそうです。

いよいよ、講座も最終段階になりました。すごいメンバーがそろっているので、できる範囲で協力させていただきながら良いものができれば良いなーと思います。