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Xデザイン学校学習ノート 04: ユーザーインタビュー

Xデザイン学校の講義4回目。今回のテーマは「ユーザーインタビュー」。今週は仕事でまさに「ユーザーインタビュー」を行う予定なので、大変ありがたい。早速試せることは試したい。

印象に残ったこと①:ビジネスモデルをしっかりしてからでないとインタビューはできない

講義ノートを見ながら印象に残ったことを思い出す。まずは↑上記の先生の言葉。ビジネスモデルがしっかりできていないとユーザーインタビューはできないのだが、ユーザーインタビューなどから始めたがる、それがUX調査だと思っている経営者が多いとのこと。

自分が調査をするときには、だいたい下記の記事にある「UXの5段階モデル」を活用している。

UXデザインにおける5段階モデルとは?

記事を見ていただければわかるのだが(5段階モデルの図は著作権の関係と作る時間がないのでこの記事では割愛。引用先の記事を見てください、すみません)、UXを考えるにあたりまずは「エグゼクティブインタビュー」などの「事業の目的」を掘り下げるところから始めている。

自分もそれを踏襲していたので、それは納得。ただ、前職の上司にプロダクトの改修前に経営陣にインタビューしたいと伝えたところ、「何でそんなことするの?」とエグゼクティブに繋いでもらうのに3ヶ月かかった(そしてその間に私が仕事を辞めることになった)。

当時の上司がそんなふうに思ったのは、「事業の目的」あたりまで掘り下げないとUX改善ができないというのがコモンセンスではなかったからなのだなということが、今更ながらわかった。反省。

印象に残ったこと②:さまざまな質的調査技法

これは大変ありがたかった。大学院で質的調査をやっていたのは10年以上前。当時と比べると大変技法が増えていた。内容を詳細に書くのは情報漏洩になりそうなので、キーワードの頭出しだけ。

【当時もあったやつ】※分類は私の記憶に基づくので曖昧です。
・エスノグラフィックインタビュー
・構造化インタビュー
・半構造化インタビュー
・デプスインタビュー

【始めて知ったやつ】
・フォトエッセイ
・利用年表共作法

自分、学部こそ美術でしたが大学院は教育学で(正確には教育社会学だったので分類上は社会学)、全然デザインや今の仕事と関係ないなと思っていたのですが、ここにきて色々繋がって嬉しい。

また、韓国に研究で滞在していたとき当時の研究室のメンバーは「深層面接」をたくさんやっていたけれども、これはこのことだったのか!と分かったのもなおのこと嬉しい。

「師匠と弟子モデル」のキーワードは、自分の検索キーワードとして大切に持っておこうと思います。

印象に残ったこと③:ペルソナ活用できていない企業多い

確かに...。事業でペルソナを作ることはままあるけど、1回きりの使用で終わることも多い。今回のサイト改修案件では初めて「前回使ったペルソナ」が掘り出されて、それの改修からスタートできて感動したのを思い出した。

また、ペルソナを今回はインタビューと過去の対象者の情報から作ったのだけど、印象で作っていることも多いとか。反省。

ところで、弊社は中小企業なので統計を取るほどのデータがない。本当は統計調査も踏まえてペルソナ作りたいけれども、今回もインタビューと簡単な集計をしただけ。ほぼ「印象」と変わらないペルソナな気がする。

「徐々にブラッシュアップしていけばいいのかな」とその時は自分を納得させたんだっけ。

大企業ではペルソナを何体か作っておいて、この事業にはこれ、この事業にはこれとこれ。というように活用しているらしい。

本格的なコンサル会社にペルソナ活用を依頼すると1対200万円ぐらいするのだとか。それだけ今後ビジネスのお金を生み出せる可能性のある、有効なツールなんだって。なるほど。

今後やりたいこと

冒頭にも書いたけど、今まさに仕事でペルソナを作成し、ユーザーインタビューを行なっていたところだった。講義で出てきた構造化シナリオ法もやって見ようと思っていたところ。

ちょうどこの本に書いてあって、それを見ながらシートを作成していたので、

Web制作者のためのUXデザインをはじめる本

仕事が予習になるか復習になるのかわからないけど、講義の内容と合わせて学習して習得を深めていきたいと思った。