S.BAN☆

May all the people be happy♥️

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ぼくはS.BAN☆。神さまはぼくに自閉症っていうへんてこな名前の障がいをくれた。

ぼくは学校が好きじゃない ぼくは話すことや勉強することが苦しい 思ったことが言葉や文字にならない ぼくはいつもひまわり教室に一人でいる 友達と言える人は学校にはいない 学校にはぼくの好きなものがない だから学校が好きじゃない ぼくが好きなのは絵を描くこと 絵を描くのに言葉はいらない どんなふうに描いてもいい どんな思いで描いてもいい 紙と鉛筆があったらどこででも描ける いらないのができたら捨てればいい だからぼくは絵を描くのが好き でも学校じゃない

    • うまく言葉が話せないぼくと、言葉を求める社会。

      ぼくは人前では話せない よく勘違いされるけど 話さないんじゃなくて 話せない 頭の中には言葉があるのに いざ口から出そうとすると 出てこなくなる まるで 誰かが無理やり ハサミでちょんぎったみたいに ぼくの頭の中の言葉は 泡になって音にはならない 逆に人前でも話せる時がある それはずっと前から知ってる人だったり ぼくが好きな人だったりする でも同じ人とでも話せない時もある それがどうしてなのか分からないし いつそうなるのかも分からない 目の前にその人がいて 話そうとして

      • BBAがやたら元気だ。

        ここのところ BBAがやたら元気だ 元気がないより 元気な方がいいかもしれないけど 元気すぎるのもどうなんだろう あ、BBAっていうのは 「ババア」の略ね つまり、かあちゃんのことね ブルーハーツばっかり聴いてたのに 最近はハイロウズばっかりで 家の中でも車の中でも ずっとハイロウズかけてる BBA、進化してるじゃん おまけに プレゼンツの雨あがりを 毎日毎日ずっと歌ってるから 「そんなに好きなら坂爪さんと歌ったら?」 ってぼくが言ったら 本当に坂爪さんを呼びつけた

        • 十四才。

          11月5日、ぼくは十四才になった 十四才って もっと大人に近づくのかなって なる前は思ってた だけど ぼくはぼくのまんま 十四才になった 変わったことと言えば あんまり絵を描かなくなった 描かなくなったというよりは 絵を描くことに興味がなくなった 絵を描くことの代わりに Minecraftに興味が集中してる あんまり描かないけど 気晴らしに少し描く時もある 何かを祈る時 何かを伝えたい時 そんな時はゲームより 絵の方が心を込めやすいから ぼくはこれから どうなっていく

        • 固定された記事

        ぼくはS.BAN☆。神さまはぼくに自閉症っていうへんてこな名前の障がいをくれた。

          ぼくが、ぼくであるために。

          ぼくは中学校へ行く時 中学校の制服を着ていない ぼくの通う中学校では 男の子はみんな学ラン 女の子はみんなブレザーにスカート って決まってるしみんな着てる ぼくはどっちも着てない ぼくが着ているのは小学校のブレザー ぼくは小学校のブレザーを気に入ってる ボタンが少ないから着やすいし ゆったりしてるから動きやすいし 何よりも男女兼用だから気に入ってる だけど “男女兼用”っていう言い方は好きじゃない 今どきの言い方だったら ”ジェンダーレス”だから

          ぼくが、ぼくであるために。

          生きてるだけですげぇんだぞ!!!

          日曜日が終わりに近づくと いつも思うことがある 世界中には たくさんの数えきれないほどの 大切な命があって そこに命があるのは ものすごい奇跡だと思うんだ 何かができたから価値があるとか 何かができないから価値がないとか そんなしょうもないことなんて 気にする必要も 気に病む必要もないんだよ 今ここにぼくの命があって 今そこにあなたの命がある こんなにすげぇことはないんだ 命はいつか終わりがくる 誰にも何にも終わりがくる 終わりがくるんだよ!

          生きてるだけですげぇんだぞ!!!

          自分らしさ。

          夏に応募していた 『自分らしさ』をテーマにした 三菱鉛筆のアートコンテストで EMOTT賞という賞をもらった https://www.mpuni.co.jp/news/20221007-52873.html このコンテストは アートと文章の両方が審査される ぼくにはちょっと難しい コンテストだった ぼくは絵を描くときにいつも 三菱鉛筆の888の色鉛筆をつかう 描きやすくてきれいな色がたくさんで ずっと888の色鉛筆がぼくの作品を 鮮やかにして助けてき

          自分らしさ。

          愛こそすべて~ウクライナへ愛をこめて~

          ロシアがウクライナに進攻をはじめて もう半年が過ぎた こうして文章を書いている間にも 世界のどこかで争いが起き 世界のどこかに爆弾が落ち 世界のどこかで大切ないのちが奪われている 戦争や争いからは 憎しみや悲しみしか生まれない なのにどうして 世界を支えているはずの大人たちが これから世界を支えていく子どもたちさえも 簡単に殺したり傷つけたりできるのだろう しかも 自分の罪を平気で誰かに擦り付けて 自分はなんにも知らん顔で カメラの向こうで笑って

          愛こそすべて~ウクライナへ愛をこめて~

          いのち。

          6月26日の朝、もんちゃんが旅立った もんちゃんは小桜インコの女の子で まだ、たったの一歳だった その日は日曜日で ぼくはまだ夢の中にいた かあちゃんの 「もんちゃんがもうダメかもしれない!」 という、聞き慣れない言葉と 普通ではない空気に起こされて まだはっきり見えない目で かあちゃんの手の中にいるもんちゃんを見た もんちゃんは目をぎゅっと閉じて いつもとは全然違う表情で いつもより大きな呼吸をしていて 全部の気力を使って 苦しみを受け止めているように見えた 顔や頭の羽

          いのち。

          雨のち晴れ。時々、虹。

          ぼくは中学2年生になった 1年生の時は 絶え間のない どしゃ降りの雨のような日々だった ぼくの存在や ぼくの心 ぼくの大切な親友 すべてを置き去りにされて 苦しくて悲しくて 息をするのもやっとだった よく、ぼくは生きていたんだと思うくらい 最悪の1年だった 春休みが終わる頃 ぼくは 2年の先生がどんな人になるのか 気になって仕方がなかった どうせまた2年になったって ぼくたちのことなんて いてもいなくてもおんなじような存在で できる人だけ

          雨のち晴れ。時々、虹。

          愛することができる人は、愛されたと思える経験がある人。

          やっと春休みになった 春休みはすごく短いから あっという間に終わってしまう ぼくは 苦しかった日々から解放されて 少しだけ自由になった気がする だけど 1年もの間、ぼくに染み込み続けた毒は なかなか抜けてくれそうにもない 生きることさえ どうでもよくなるくらい苦しかった時 ぼくは無意識に 中塚先生や坂爪さんのことを考えていた 中塚先生はぼくが小学生の時 2、3、5、6年の 4年間支援学級の先生をしてくれた 中塚先生はとても愛情深い人で 支援学

          愛することができる人は、愛されたと思える経験がある人。

          鬱でもいい、笑えなくてもいい、いつか、雨は上がる。

          最近、ぼくはしんどすぎて 少し動くだけでも めちゃくちゃ疲れてしまう 『学校』っていう言葉を考えただけで 吐き気がして気持ち悪くなる 『生きる』っていうことを考えただけで もう50年くらい生きてきたような 空っぽの気持ちになる 逃げたい 逃げたいけど 逃げる気力も出ない 多分 ぼくは鬱っていう状態が続いてる ぼくの生きている世界から 美しいものや 楽しいこと 幸せな気持ちが 消えてしまった テレビやラジオでは毎日 新型コロナウイルス ロ

          鬱でもいい、笑えなくてもいい、いつか、雨は上がる。

          ぼくの給食。

          ぼくは なんでもそうなんだけど 早く動いたり早く書いたり 早くしゃべったりできない いつもぼくのスピードでしかできない 朝起きるのも ご飯を食べたり 学校の用意をするのも ゆっくりしかできない 給食の時も早く食べれない 学校は全部時間が決まっているから ぼくはいつも給食を全部食べれない 食べている途中で「かたづけるね!」って、担任が持っていってしまうまだ半分しか食べてないのに 早く食べれないことは そんなにいけないことなのかな? 担任はいつも怒っ

          ぼくの給食。

          言葉は、魔法だ。

          ぼくたちがいつも使っている言葉 しゃべれない人でも 手話とか筆談とかで言葉を使うと思う 言葉には魂が宿る って、知ってる? 信じる? ぼくは知ってるし信じてる 言葉はね、 ぼくたちが自由に使える魔法なんだよ。 どんな言葉を話すか どんな言葉を話してもらえるか どんな言葉を思い浮かべるかとかで 人生は全然違ってくると思うんだ ぼくは 言葉を話すことが得意じゃなかったから 小さい頃よくばかにされたり からかわれたり、いじめられたりした でもぼくは

          言葉は、魔法だ。

          苦しみの向こう側。

          親友がまたパニック発作を起こした 何度も何度も パニック発作で暴れて 疲れて動かなくなって また発作で暴れるのを 繰り返したらしい ぼくは担任から 危ないから別の部屋に避難するように と言われて 親友が調子が悪い間は カウンセリングルームで過ごしていた 親友の調子は良くならなくて おかあさんが四時間目に迎えに来た 親友のパニック発作には原因がある 突然の音や誰かの声がきっかけになる でも普段はそれだけじゃ発作は起きない 親友は不安な気持ちでいっ

          苦しみの向こう側。

          世界中の人に愛を届けたい!これからもぼくは、世界中の幸せを祈りながら絵を描いていくよ。

          ぼくは 小学校5年生の時に アーティストになった 誰かに認められたからとか 誰かが言ったからなったんじゃなくて 自分で決めてアーティストになった ぼくは 人と話したり 勉強をしたり 運動をしたり たくさんの人の中で過ごしたり 多くの人が “当たり前にできる” と思っていることが同じようにはできない ぼくからしたら “当たり前のこと” なんて世の中には存在しない 色んな人がいて ひとりひとり違って できることやできないことも みんな違

          世界中の人に愛を届けたい!これからもぼくは、世界中の幸せを祈りながら絵を描いていくよ。