浦和戦プレビュー

明日は金曜日。
金曜日だけど、Jリーグの試合がある。
ベルマーレはアウェイで浦和レッズとの一戦に臨む。

・主力3人欠場の中、どう闘う?

5月から元号が令和になり、公式戦で3試合消化し、1勝1分け1敗。
この1勝はルヴァンカップのV・ファーレン長崎(J2)によるものであり、リーグ戦は1分け1敗。
公式戦3試合連続のホームゲームの1戦目と3戦目、名古屋グランパスには1-1の引き分け、大分トリニータには0-1の敗戦という結果に終わった。

そして、大分戦を最後に齊藤未月と鈴木冬一がポーランドで行われるU-20ワールドカップの日本代表に選出された為、チームを離脱。
さらに、浦和レッズから期限付き移籍でチームに加入している武富孝介は契約上の関係で明日の試合には出場できない。

それに加えて本日、4月28日のサガン鳥栖戦でプロ初ゴールを挙げたにもかかわらず、同試合で負傷退場してしまった大橋祐紀が全治8ヶ月の大怪我を負っていたことが判明。
アグレシッブな姿勢で今季中には前線の核になっていたであろう未来のエース候補を失ってしまったのはあまりにも痛い。

怪我で戦列を離れる大橋にはじっくりと怪我を治してもらうとして、重要なのは明日の浦和戦である。
チーム随一のボール奪取能力と縦への推進力を持つ齊藤未月、高卒ルーキー離れした度胸満点の仕掛けと強かな賢さを持つレフティーの鈴木冬一、5年ぶりのベルマーレ復帰とは思えないくらいのインテンシティの高いプレーを続けているチーム得点王の武富孝介の穴を埋めるのは容易ではない。

その3人に加え、現チームの中で得点をもたらしてくれそうな菊地俊介、野田隆之介のプレー状況が未だに不透明なのが、悩ましい部分。
昨年は2戦2勝の“ダブル”を達成出来たベルマーレではあるが、来週のミッドウィークにACLを控えてはいても国内屈指の陣容を誇る浦和に対してはかなり厳しい闘いが予想される。

しかし、こうなってしまった以上は今試合に出れる人たちで何とか乗り切るしかない。
フレイレが出場停止から復帰するのでおそらくそのまま最終ラインに入り、杉岡大暉が左ウイングバックに位置を上げて、未月の代わりに秋野央樹、武富の代わりに中川寛斗が入るのではなかろうか。

対する浦和はベルマーレとは対照的に、これまで怪我で戦列を離れていた選手たちが戻ってくるのではないか、という憶測が飛び交っている。
ベルマーレが漬け込むとしたら、相手チームが自ら招く油断だったり、過信の部分になるだろうか。
いずれにしても、勝ち点1ではなく、勝ち点3を奪いに行く闘いを演じてほしい。

手負いの獣ほど厄介な相手はいない、というところを証明してくれると、信じてる。

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