1:03の重い出

今日も爪を噛みながらAnne-Marieの2002を聴く。

タイピングする手を一度止めて手のひらを開いてみると、手汗で皮の剥けた部分が白く主張している。

私はなにも、自傷行為だとは思わない。

幼い頃から身のまわりの人間も、やっていたことだから。

手をいじるのがいつの間にか癖になっていた、と思っていたけど、最近なにかと敏感になっているのか、少しでもストレスを感じるとさわさわと触ってしまう。

このごろ、誰かと話す機会が減った。

自分で減らしたともいえるけど。

その分、自分が今までずっと心の奥底でやりたいと願っていた創作に打ち込めてはいるものの、やるべきことから逃げている自分が許せなくて、でもやらないから余計にいじりが止まらない。

私は自分で自分をいじめているつもりなのだろうか。

そうすれば焦ってタスクにとりかかると思っているのか。

ただやればいいことを何故かやろうとしない私は、今日も覚えたてのAnne-Marieを口ずさみ、こんな夜中まで言葉を書き続ける。

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