これは思い出す作業
息子が川を眺めて、あそこだけ動きが違うね、という。たしかに違う。目の前に同じ風景を見ているが気づくポイントが違う。
あの下に石でもあるのかな?って見えない世界の先を少し想像している。すごくあたり前だけど大人が絶対的にできなくなる所作の1つだ。
歳を重ねるにつれて僕らは世界のありようや、法則を覚えていく。捉えきれないほどの情報をこのルールで予想し脳への負荷を軽量化する。生きることを楽にするために人間に備わった機能だ。
今月何度もアイデアのワークショップをやって思う。
これは思い出す作業だと。
かつて子供の頃に当たり前にやっていた所作を思い出す。
1つ大人の当たり前が決壊すればあとは容易だ。
その最初の一撃が打ち込めるかどうか。
たったそれだけの話。
今月残り一回。頑張ろう。
いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。