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アイデアはつまらなくて良い

9月は謎にアイデアの講師依頼が多く4本もあった。あったというか、残り1本残しているのだが。これまで参加した人だと知ってるWS内容だが、内容は端折って「1時間で1案作ろう」って目的がある。

初めてアイデアを考える人にとっては1時間で生み出すのは結構大変。
なんだけど、あえて短い時間で区切ってステップをどんどん踏ませて、「いったいこの作業は何?」というような時間が怒涛のように過ぎていく。
一応全て意味はあるんだけど、運動前のストレッチに近いかもしれない。

「アイデアはつまらなくて良い」とどのWSでも伝えている。
僕らが異性の好みが異なるように面白いなと思うアイデアの人それぞれ評価の軸が異なる。なので全然面白くなくて独りよがりでも良い。

そして共通してることとして「どのアイデアも褒める」というのがある。良いところを見つけて褒める。それだけ。実際につまんないなーと思うことはゼロ。その人なりの視点で出てくるアイデアは間違いなく独自で伸び代があるから飽きない。

僕のワークショップで目指してるゴールは「頭の中のアイデアを見せれる状態にする」ことにある。これがもう本当大事なのを知ってるので必ず形にしてもらう。それが絵空事でも不完全でも全然良い。誰かに伝えれる状態にまで到達できると、自分じゃない他の人から色々意見がもらえる。そこに多くの気づきがある。アイデアってそこからすくすく育っていく。

多くの人が机に向かって、頭だけで考えて、うーん出ない…とアイデアの便秘みたいなことになってるんだけど、僕のWSではゲロほど情報を吐き出す。脳みそぐったりするくらい。そして休む間も無くワークが続く。全部出し切ったところでアイデアの可能性を探し出す。

アイデアといっても実はいろんな段階があって、その最初の方のレッスンが少ない。これさえやれば、もっと思考は柔軟に見える風景も全て教材に見える。ほんとわずかなことなんだけど、これを教えてくれるところは少ないから、みんなアイデアで苦労する。

いろんな繋がりからのお声がけでなぜか今月WSの相談が多かったけれど、ひとまず残り1回残しておやすみ。お仕事に集中します。

Photo by Burak Kebapci from Pexels

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。