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【古代ギリシャ語・ラテン語学習者のつぶやき】ギリシア語版『不思議の国のアリス』が見つからないので自分で作ることにしました

「お父さんはギリシア語の勉強をしているわけだから、こんど、ギリシア語版の『不思議の国のアリス』の絵本を買ってあげよう。それを一緒に読もう!」

などと三歳の娘に格好のよいことを言ったものの、

都内の洋書専門店へ行っても、amazon.jpで検索しても、ギリシア語の絵本なんて見つからなかった

なんてことでしょう。今の時代、東京ならばどこの国の本でも簡単に手に入ると思っていたのに。ギリシア語にはそんなにもニーズがないのか!?

しょうがないから、気合を入れて、自作で「ギリシア語版のアリス」の絵本を作り始めました。

複雑な構文は使わない!時制もできるだけ現在形で統一!

「アリスは川べりに座っていました。アリスは退屈していました。とつぜん白いうさぎが飛び出してきました」というくらいの単純構文だけを積み重ねて、ギリシア語辞書と格闘しながら、絵本を作っていく

これがなかなか勉強になる上に、子供はおおいに興味を持ってくれました。

いい勉強になりそうなので、がんばって、絵本を仕上げてみようかな、と思い立った次第。

ところでちょっとしたこだわりですが、アリスはギリシアの民族衣装を、ウサギはオスマントルコ帝国人の服装を意識して描きました。

自分なりに、舞台は19世紀のトルコ占領下のギリシアに設定したがゆえの、大人のこだわり!

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!