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ファンタジーファンとしてもドイツ哲学ファンとしても最近賛否両論のAI企業「パランティア」が奇々怪界すぎて手に負えない・・・

私は『ロードオブザリング』(指輪物語)の長年のファンです。

またドイツ文学やドイツ哲学が好きでもあります。まあ私はニーチェのような実存系の哲学好きで、ヘーゲル主義やマルクス主義には詳しくありませんが、戦後ドイツの左翼思想としてフランクフルト学派というグループが活躍したことは当然、長年知っておりました。

そんな私が、今はITエンジニアとして働いており、

仕事柄、アメリカのAI系の新会社のウォッチングなどはしておりますが、、、

もはやシリコンバレーにどんな異色の経歴の起業家が現れてもビックリしないつもりでいたのに、最近ニュースになっている「パランティア」のCEOであるアレックス・カープには、もう驚いたし、そもそもどうにも奇々怪界な人物だと思わざるを得んぞ、、、!

このパランティアの創業者の一人にして、現在のCEOであるアレックス・カープは、

若い頃にわざわざフランクフルトに行って、フランクフルト学派の重鎮ハーバーマスに会い、フランクフルト学派の薫陶で哲学博士号を取得したという、いかにもドイツ左翼哲学の愛弟子、という学歴の人、、、

これがどうしてアメリカ政府やFBIに対テロリストや犯罪者トラッキングの技術協力をし、最近ではイスラエル政府とのガッツリとした技術協力関係に入っているというAI企業のCEOになったのだろうw!?もちろん、本人は、「アメリカ政府やイスラエル政府との関係ばかりが切り取られているが、我々はもちろん、地球にあるさまざまな問題を解決することに貢献する企業です」とあちこちで力説していますけどね。

なんというか、、、現代世界は奇々怪界というか、シリコンバレーの人脈は奇々怪界というか、、、少なくともハーバーマス派のところでドイツ左翼哲学の修行を受けたからといって反権力的になるかといえば現代はそんな単純ではない。少なくとも偏狭な善悪基準とか二元論では現代世界の登場人物たちの動きは捉えられん、、、いまや「リアル」というのはファンタジー小説の比ではないくらいに突飛なニュースばかりです。

だが、、、昔の日本に「ヨーロッパというものはもはや奇々怪界!」という名言を残して思考停止してしまった政治家がいたことを想起するなら(そしてこの時代の議会政治家が外交問題の複雑さに思考停止していたらずるずると日本があんな「行くところまで行っちゃった」ことを想起するなら)、「現代アメリカは奇々怪界!」のヒトコトで済ませて思考停止するわけにもいかないね、、、正直、私にはこのパランティアという会社もアレックス・カープという人物もまだまだ謎の対象ですが、ファンタジー好き・ドイツ哲学好きの一人として、引き続き彼らの正体がなんなのかはウォッチし続ける所存です、、、あ、その前にITエンジニアとして私にはそもそも、彼らのテクノロジーの良否を厳しく追跡する責任があるな、、、

ところで、彼らの社名「パランティア」ですが、

映画『ロードオブザリング』にも出てきた、悪の魔法使いサルマンが冥王サウロンと交信するのに使っていたあの水晶玉のことです

えー!ファンタジー小説のアイテムの名前を社名にすること自体はいかにもアメリカのオタク文化って感じでそこはいいんだが、、、よりによってあのアイテムの名前を使ったの?!どっちかといえば悪役サイドが使ってたアイテムだぞ、、、!そのネーミングセンスも含めて、やはり、いろいろ私にとっては謎だらけの会社だ、、、まさに奇々怪界、、、

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!