【古代中世言語をやっている人ゆえのつぶやき】ギリシア「レスボス島」の本を英語圏から取り寄せようとしたら変な本ばかりヒットし電車の中で慌てた

いや以下は本当に「ただのつぶやき」であって、それ以上のことではないのですが、

以前の記事で紹介した古代ギリシアの詩人アルカイオスのことをもっと知りたくて、彼が活躍した「レスボス島」の歴史を調べようと、

amazon.comで洋書を「lesbos」で検索してみたら、検察結果が妙なことになりました。

下着姿の女性と女性が戯れあっている表紙の本がズラリと。

実は「lesbos」はレズビアンの語源なんですね。で、その系統のいかにもホットな専門誌(しかもイタリアの雑誌!)がズラリと並んだので、電車の中でスマホで検索していた私は慌てて「戻る」を叩いてドギマギしました。

私が望む「レスボス島」の歴史書や観光ブックはめちゃくちゃ下位にでてきました。

でも、自分の住んでいる島の名前を検索したら上位を「ホットなその系統のイタリア誌」にジャックされているレスボス島の人たちって、どんな気持ちなのでしょうね?

と思って調べたら、ウィキペディア情報ながら、やっぱり騒ぎはあったみたい。

2008年には、正統な呼び名を奪われたことにより島民は権利と尊厳を損なわれているとして、島民を中心とするグループがギリシア国内のLGBT団体「ギリシャ・ゲイ・レズビアン連合」(OLKE)を相手どり、団体名から lesbian の語を削除することを求める訴訟をアテネの裁判所に起こした。裁判所は「島民たちがこの名称によって侮辱されたと感じる理由はない」として訴えを棄却している。

そういう次第で、現代のレスボス島の人たちは自分たちの島をミティリニ島と呼んで欲しがっているとか。

世界は広く、地名ひとつをとってもいろんなオハナシがあるなとあらためて感服。「ミティリニ島」という呼称もこの機会に覚えておこう。

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!