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スウェーデンで自炊を始めました

本当は旅行に行ったことや、一緒に二人暮らししているルームメイトと喧嘩して家の中が重い空気になったことなど、真面目な授業のこと以外にも書きたいことがいっぱいあるんですが授業で忙しくて記事が滞っています。笑

めでたくこっちに来て2ヶ月が経ちました。早いですね〜、もちろん勉強はそうなんですが多くの留学生特に日本人留学生がスウェーデンに来て悩むことは「時間の使い方」なんです。正直言います、本当に暇、暇、暇。緑が綺麗だな〜お散歩しよう!なんてテンションが上がっていたのは初めの1ヶ月で、10月に入ると0度を下回る日が増え日照時間も短くなり、次第に家・図書館・学校が生活の中心になってきます。

それに加えてベクショーは田舎だからか、お店は基本17時から18時で閉まり、外食は高いためあまりできない。となると、毎日長時間通学・サークル・バイト・友達と遊ぶことで忙しく大学生活を送ってきた日本人は持て余した時間をどう使ったらいいのか悩むようで、私だけではないようです。そんな私の最近の趣味はいっぱい寝ること、ジムに通い始めたこと、そして自炊です。

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スウェーデンで味噌汁と天ぷらを作ってみた

スウェーデンは物価が高いと言われますが、スーパーに売っている野菜やお肉はそれほど日本と変わらず、(魚介類は高いですが…)基本毎食自炊をしています。日本では自炊などほとんどしたことはなかったんですが、こっちに来てクックパッドを毎晩見たりユーチューブを見て料理が楽しくなりました。自分で料理をしていると、今まで自分は食に興味のない人間だと思っていたのがどれほど私にとって毎日の食事が大事だったのか気づくようになりました。

スウェーデンだけではなくヨーロッパの多くの国がそうだと思いますが、私がスウェーデンに来て驚いたのは食事を簡単に済ませていることでした。どのスウェーデン人に聞いても、スウェーデンのごはんって何かと尋ねるとう〜ん、ミートボールかなと答えるだけで更にそのミートボールさえ冷凍のものを温めるのが主流です。なのでいかに食事を簡単に済ませるかもスウェーデンでは大事にされているように感じます。(ちなみにスウェーデン人の友達によるとタコスを毎週金曜の夜に家族で食べるのも主流だそうで、その理由も簡単で楽しいからだそう…)外食に行ってもどこのお店も1品で食事を済ませれるような簡単な食事ばかりで、一度行ったところはサラダしかメニューにないところもありました(それに値段も高い)…正直これが私には辛くてすぐに自炊を始めました。

そうして食事がいかに私の大事な生活基盤になっていたことに気がつき、それはただ単に日本人が贅沢な食生活を送っているだけではなくて、そもそもの食事に対する価値観が違うんだろうな〜と思いました。スーパーに行ってさつまいもが売っていたらなんとなく、秋だし食べたいな〜なんて気がする。そんな料理の一品一品で、生活が豊かに感じるようになりました。

日本にいた時、忙しくて朝から夜遅くまで勉強していても帰ったらおいしいあたたかいごはんがあったことがいかに幸せだったのか、こっちに来て痛いほど気付きました。笑 どれだけ人はごはんで幸福感を得ているのか。きっと現代の日本の食文化が発達しているのも、忙しい人にとってごはんはただの食事ではなく、ご飯を通じて生活を豊かにして幸福感を得る大事な要素だからかな〜と思いました。


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