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思い出の日々と、これからの日々。

何年ぶりだろう?

先日、38度の熱を出してしまった。

職場で理不尽なことがあり、
完全に頭がぷんっとなっていたときでもあり、精神的にも弱っていたのかもしれない。

そんなときに、お粥、解熱剤、お水を家まで持ってきてくれた人がいて、人のやさしさにジ~ン・・・ときました(´;ω;`)ウッ

たったひとりでも
心配してくれる人が近くにいるのは
本当にありがたいな、心温まるなと思った。

本当に自分のことを思ってくれる人って、
こういうときにわかるのかもしれないですね。

「甘えんな!」と言って、
人がつらいときに厳しく当たる人もいるけど

私は、人がつらいときは、
それに寄り添ってあげられる人でありたいと、この人を通じて思いました。

体調がすぐれないときにはじめて、
何事もなく動かせている身体の健康状態がどれだけありがたいものなのかに気づくように。


いつもあるものが、
あたり前であることはよいことなんだけど、
そこには感謝の気持ちを忘れずに、ことあるごとに思い出すようにしたいものです。


そんなときに、思い出した本。

「いのちのスープ」という本で有名な、
辰巳芳子(たつみよしこ)さんという方がいる。

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2021年現在、辰巳さんの年齢は97歳。
結構前から有名な方だったようですが、私が知ったのは最近でした。

ある本(雑誌だったかな?)の中に
こんな一説があった。

愛するもののために、トマトを買ったり、煮たり、そんな日々は思うより短いのです。



私は今年の5月に、祖母を亡くしました。
しかも、それを知ったのは、お葬式が終わったあとでした。

私は、いつも私に会いたがってくれていた祖母に
何もしてあげられなかった。

私のことを知りたいと思ってくれていた祖母に、
いまどういう会社で働いているかとか、話してあげられなかった。

当時は若く、反発ばかりしていたから
大事にしてくれる人のことを大切にすることができず

本当にわがままに生きてきたと思う。


今なら、伝えたいことは山ほどあるのに。。


お墓参りにいったあと、
祖父にあって、いろんな思い出がよみがえってきて、急に涙がでてきました。

祖母はお花が大好きな人でした。

どこかに出かけるたびに、
パーキングエリアでお花屋さんによったり、
家の庭で育てたりしていました。

どうして、あんなにもお花が好きだったのか。
その理由をきくこともなく、祖母を亡くしてしまいました。

それが、私の人生で最大の過ちだったように思います。


祖父母が私にしてくれたこと。

愛してくれた思い出はいまも、心の中にあります。
今の私だったら、もっと一緒に時間を楽しんだりしてあげられることもたくさんあったのに。自分にできることが増えていくたびにそう思います。

その思いを秘めて、
今目の前にいる人に、できることをしていきたいなと思う。


さて、私にお粥を持ってきてくれた人は、
普段は、おバカでやたらめったら声の大きい人です。

陽気で、ノリがいい。
でも、騒がしすぎて、けっこううざい(笑)


けど、いつも腹から自分の声をだして生きている姿が
私には羨ましくうつります。

欲する気持ちにふたをせず、本音で生きたいものです。

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