見出し画像

ザ・マスターキー すべてのパワーは内側からやってくる

マスターキーはもともと一週間に一つのレッスン内容を行うという通信教育としてスタート。
全24回で終わるようにできています。
今日は第一回目。
自分の内側にあるパワーを持っていると意識し、理解し、それによってパワーを扱う自信を深め、希望の実現が叶っていくという事を学ぶ。

マスターキーに興味が出てきた方は是非本を購入して読んでみてください。
僕は初版本で菅靖彦さんが訳しているものとなっています。
今は新しく赤いカバーの本と、女性の方が翻訳している本とあるようです。

聖書のようにメッセージを1小節ずつ書いており、とても読みやすいです。第一回目は1~45までの小節となっています。

自分自身の人生を創造する中で、心の在り方が影響しているという事を説明しています。

「わたしたちは【する】前に【存在】しなければなりません。どの程度存在するかに応じてすることは制限されます。」

自分はどんなパワーを持っているのでしょうか。
そのパワーを意識して知る事が存在につながります。
自分が知らないパワー、内側にないパワーは表現する事ができません。

思考はすべての物事の始まりなので、内面の世界にあるものが外面の世界に具現化されています。
なので、内面が「円満」「快適」「豊か」であれば、それが外面に出てくるのです。もちろん反対のものがあればそれが外面にでてくるのが法則です。

「内面世界の調和とは、自分の思考をコントロールし、経験がどう自分に影響するかを自分で決められる能力を指す」

この言葉だけでも調和に必要な事が書かれており、これを得るためにどうすればいいかの答えが「知恵」です。
内側にあるパワー つまり「知恵」を見出し、自覚する事ができれば自然とバランスが取れていくというのです。

僕の中で面白いなと思ったのは
「人生は積み重なってくものではなく、展開していくもの」
という言葉です。
確かに、積み重ねていく事を教わり、展開していく事は積み重ねの結果と教わります。
だから、頑張っていれば報われるという精神論や根性論が存在するのだと。
最初から展開していく考え方はありませんでした。

「客観的な心を通して外界と関わる」
今でいうところの認知の歪みの事かなと思います。
その認知が正しく、それを元に思考と身体へと伝わっていけば、楽しく心地よいものとして感じる事ができます。
僕の中では、しっくり来る感覚とか、スイッチが入る感じかなと認識しています。

自然の法則は、何の例外もなく忠実に働き続けるので、良いも悪いも区別することなく作用します。

なので、不調和な状態が現象として表れている場合は、その原因となるものが心の中から生み出されて、その対処ができていない結果という事になります。

この世はバランスで成り立っています。
良いも悪いも、正しいも間違いも、幸も不幸もバランスによって変わります。
仏教でいうところの中庸という状態は、このバランスが自分自身にとってどちらにも偏りすぎず、程よく安定している状態と認識しています。

人間には必ず客観的な認知と主観的な認知と二つ存在し、両方が調和していればよいものを引き寄せ、不調和であればわるいものを引き寄せる磁石となる。
これが、常にポジティブな意識を持てとか、ネガティブな意識を持つなといった精神論に行き着く原因になります。
ただ、理屈を知らないままポジティブシンキングを取り入れると、ネガティブシンキングが余計に浮き彫りになり、悩みや苦しみや混乱を招く原因となってしまいます。

何回も繰り返しますが、自然の法則は何の例外もなく忠実に働き続けます。
だから自己暗示をかけてポジティブになろうとしても、その理屈が潜在意識の中にある主観的なこころに影響できなければガラッと変えていく事はできません。信じる信じないというよりも腑に落ちるとか、納得するとか、なんらかの内面てき衝撃が感じられるほどの響きがなければ完全なるポジティブになるのは難しいのです。
なので、何回も反省して修正して行う習慣づけをするのはよくある方法ですね。
しかしうまくいかない人は、潜在意識の中にある主観的なこころの声に気が付かなかったり、気づいても対処の仕方がわからなかったり、人生全体の調和として行うためではない(例えば早寝早起きでもそれができたとして起きた後に何をするのかが、心の底からやりたい事だったりわくわくする楽しみでなければ、毎日続けることはできません。
どこかで無駄な行いとか、体調を崩したりして辞めてしまうでしょう。
たとえ習慣が身につくとされる21日間行っても、主観的なこころが変わるほどの事がなければ、数日で戻ってしまいます。

面白いことに、自分ではよくない習慣だから変えなきゃ(この時点で外側の何かと比べて主観的なこころの声を無視して変えようとしている)と行動したら、逆に病気になるパターンがあります。
人間は心の底からこれを続けてちゃ駄目だと痛感したら、簡単に習慣化する行動を始めれます。そして結果もよい状態へ保てれるならば益々確信を持って続けるようになるでしょう。

それくらい主観的なこころの力の影響は強い。
なので現在は自分軸だとか、自分らしさとか、本当の自分とか、いろんな命名のされ方で広まっていますね。
理性を解放していこうとか、メンタルブロックを解除しようといったセラピーが増えました。
しかし論理的な部分の学びと広く物事を見る目を養っていないまま、他人の事よりまず自分を幸せにしましょうと広まった結果が、あらゆる格差社会や争いの社会を創造していると受け止めねばなりません。

この世はすべてバランスで成り立っていることを忘れてはなりません。
仮にすべての人が自分の幸せを追求してそれを実現しても、健全な幸せであるかどうか見極める論理と、他人への思いやりと、分かち合いの理解が身についてなければ、巡り巡って自分の実現した幸せを奪われる結果を招くでしょう。

マスターキーは毎回、論理と、健全に扱っていく宿題が書かれています。
ここがとても大事なのです。
今は気軽に始めやすいようにするために、難しい論理が省かれて、テクニックによる気づきに頼っているところが多いです。
そのため、うまくいかない人への根本解決に触れるフォローができないまま放置されている点も見逃してはいけない現実であると僕は思います。

幸せでいるために不幸せを創ってしまうという間違った現実を創らないよう、このマスターキーから学べると僕は思います。

ではまた次回

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?