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朝、駅までの道を軽く走って脳を活性化させる

この数年、職場への出勤で家から駅までの道を軽く走っていくことを続けている。

元々のきっかけは引っ越し。今の家は駅からそこそこ離れている。最初は駅まで自転車で行こうかと考えたが、駐輪代が月に3500円かかると聞いてやめた。それだけの固定費を月々払うなら歩いた方がいい。

そして、忙しくて普段のランニングがなかなかできなかったあるとき、駅までの道を朝走ってみればいいんじゃないのと思いついた。以降、今まで続いている。

走るのは人も車も少ない道の間だけ。1キロぐらいをゆっくり走る。駅が近づくと道が混んでくるから、そこは歩く。

ほんのちょっとしたジョギングのようなものだが、いろんな効果がある。一番大きいのは、眠りから覚めきっていない脳を活性化できることだ。

私は朝起きるのが苦手だ。普段から睡眠が足りなめというのもある。朝食はちゃんと食べるようにしているが、そうすると消化のための血液が胃に行ってしまい、起きたばかりなのにまた眠くなる。そのまま電車に乗ると、立っていても寝そうになるほど眠気が襲ってくるのだ。

これが家から駅の途中までゆっくりでも走ると、1キロでも血流がよくなり体全体が覚醒してくる。そして電車の中で寝ずに本を読むことができるようになった。電車は、自分のための貴重な空き時間である。今は中小企業診断士を目指した勉強をしている。ここをしっかり学びに使えるかどうかは、私にとって決定的に重要だ。

なお、駅までの道のりは骨伝導イヤフォンのOpenRunをつけて英語のポッドキャストなどを聴いている。

朝、駅までの途中を軽く走ることのメリットは他にもある。まず、体を動かし血の巡りを良くすると気分が前向きになる。よく言われるように、体と心は繋がっている。歩くだけでも良いのかもしれないが、ゆっくりでも走るとより効果が高いと私は感じる。気が重い月曜の朝でも、走ると少しやる気が出てくる。

さらに、この軽いランを習慣化するとその日の自分の調子を大まかに把握できるようになる。ちょっと疲れが溜まってて体が重いとか、そういうことに敏感になる。それにより、大きく体調を崩す前に自分で予防策が取れるようになった。

単純なことだが、駅に行くまでの時間を短縮できるのも利点だ。朝は電車の時間などで数分が大事になるからだ。

最近は同じようなことと行っている人がそれなりにいるのかもしれない。ランニングシューズで、ソールも含め全体が真っ黒というものの種類が増えてきた。

アシックスのロングセラーGEL-NIMBUS。

ミズノのこちらも昔からあるシューズ、ウエーブライダー。


ナイキの名シューズ・ズームペガサスにもソールまで真っ黒なモデルがある。

アディダスのアディゼロRC。

Amazonを見ると、5000円前後の真っ黒ランニングシューズも結構ある。履いたことがないから実際のところはわからないが、普通はランニングシューズも値段と質がそれなりに比例する。私はゆっくりランでも気に入ったシューズで走りたいしそのまま職場に行く靴だから、あまり安いものは使わない。

ゆっくり走でもシューズは決定的に大事だ。革靴は走りにくいし、ソールがツルツルなものも多い。走ったら危険だとすら思う。スーツでも履けるランニングシューズのラインナップが充実するのはありがたいことだ。

このようにメリットがたくさんある朝の駅までランだが、デメリットもゼロではない。習慣化すると「走らないと電車に間に合わない時間」に家を出るのが当たり前になってしまう。なので雨で今日は歩きたいという時などに困ることがある。また、夏場は大量の汗をかくのがつらい。蒸し暑い日本の夏は歩くだけでも汗が吹き出してくる。1キロほどとはいえ、仕事の服装で朝走って汗だくになるのはさすがにきつい。私は真夏だけは駅までランを休んでいる。

とはいえ、夏が来るのはしばらく先だ。今から当分は、寒くもなく駅までランが気持ちいい時期になる。新年度、新たなことをやってみたいとか最近運動不足だと思っている人にはおすすめである。

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