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すべては「準備」にかかっている

どんな仕事をするにしても、私生活で誰かに会ったり、家事をしたり、料理をしたり…すべてにおいて大切なこと。それは「準備」をすること。
煩雑な状態では、取り掛かる効率も悪いし、必要なものも見つからない。予め揃えておくことで、スムーズにことは進む。だから、仕事の成否のほとんどは「準備」にかかっていると言っても過言ではない。

1、「準備」は想像することから

何事を始めるにも「準備」は大事である。もちろん、準備にも、質の違いが存在する。ただ、必要最低限のモノだけを揃えておくこともあれば、追加で必要なものや、変更で必要となるものがあるだけで、臨機応変な対応は雲泥の差になる。

そして、もちろん「準備」とは、有形物だけではない。進め方や言葉、あるいはスケジュールなど、「段取り」と言われるものがあってこそ、スムーズに人の動きが可能になる。

事前に「一言」言っておくだけで、相手の印象も変わる。あるいは、迷惑がかかりそうなことがあれば、予めその旨を伝えておくことで、不要なクレームや文句を避けることもできる。

そうやって、目的を果たすための準備と段取りが、コトをスムーズに進める。其のために必要なことは「想像」することである。

何が起こるのか。
どういう反応があるのか。
起こる影響はなにか。
そこから次に何が必要か。

一度、頭の中で「想定」することができなければ、すべての準備は整わない。だからこそ「準備」が出来る人は、結果が得られるのだし、必要なゴールに辿り着くこともできる。

会議や面談、会食など、事ある人との「接点」をうまく準備できるかが、出世や引き抜きの審査になっているのも、そうした理由からであろう。とにかく、出来る人は「準備」が整っているのである。

2、「準備」を鍛えるには?

では、そんなスムーズに事を進めるために必要な「準備」を身に着け、進化させ、参加者や関係者の信頼を得るために、どんなことをすればよいか。

それは、情報収集と「聞く」ことにかかっている。事前に会場や場所を確認することはもちろん、どうしても初対面にならざるをえない場合を除き、事前にコンタクトをし、相手の反応や姿勢について情報と理解を得ておくこと。そして何より「人の話を聞く」ことである。

なにかうまくなりたかったら、「質問」こそが大事。
言い訳するぐらいなら、恥ずかしさも超えて「聞く」ことが大事。
もちろん「聞き方」も大事。中身のない「質問自体が目的」になっていたら、それは相手にすぐバレる。
だから、考えて、「何がわかっているか」と「わかっていないか」を分けておくことが大事。だからこそ、必要最低限の「要点」がわかり、質問が「的確に」できるようになる。

質問さえも「準備」次第なのである。

それは、普段から周りの様子を観察し、あらゆる物事がどうやって動いているのか。どうやってスムーズに進むのか、観察していることで鍛えることもできる。

なぜ、こんな巨大なイベントがスムーズに実施できるのか。
なぜ、コンビニではモノが効率的に運ばれてくるのか。
なぜ、定刻で電車が駅につくのか。
なぜ、翌日にECで頼んだものが届くのか。

そういう当たり前の「裏側」を想像することである。そこにある「準備」こそが、すべてをうまくいくための「しかけ」であり「競争の源泉」でもある。

「想像」できるから、「想定」ができる。
「想定」ができるから、「実現」ができる。
「実現」ができるから、「行動」がわかる。
「行動」がわかっているから、「結果」が結びつく。

全ての物事に「準備」が関わっているのだと理解すれば、安直な質問や手抜きなど決してできなくなるだろう。

3、「行動」は「準備」ができてからでいい

なにかにつけて「行動」することが称賛されている世の中である。でも、準備不足が露呈すれば、すぐに災禍がやってくる。失敗をする可能性も高い。ほら見たことかという結果になる。

行動をする「勇気」は大切だ。ためらわず進むことも大事。
でも「準備」ができていなければ、そこで得られる結果も成果も短期的なものにすぎない。

しっかりとした「準備」があるからこそ、長く、高く、強い成果を得ることができる。もう一度、丁寧な仕事をする大切さ、深く考え、そして、入念に準備することでしかできない世界があること。それを考え直してもいいようなきがする。

結局、時代の短絡的なことに飛びついた結果が、今の不安定さを作っているのを目の前でみているではないか。

太陽光にしろ、資源にしろ、食料自給にしろ…。

想定不足、準備不足の結果ですよね?

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