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【SEaLメンバーが語る】転職して1ヶ月でテレワークになった話

はじめまして!株式会社タレントアンドアセスメント 健康経営チーム「SEaL」メンバーの沢田です。
私が入社したのは2020年2月。まだ右も左もわからないときに、SEaLの先輩メンバーだった大中さん、鰐口さんに肩を叩かれ、「力が欲しいか・・・!(要約)」と誘われて、トントン拍子で謎の社内組織SEaLに身を投じることになりました(注:SEaLは権力を振り回すようなこわい組織じゃないです)。

新しい職場、そして謎の社内組織SEaLと、ただでさえ情報量が多い毎日にさすがの私も戸惑っていたのですが、それより度肝を抜かれたのは、入社1ヶ月で全社テレワークになったことです。
コロナ禍の昨今、入社0日でテレワークとなる新卒社員の方もいるでしょうし、その運用に悩んでいる方、テレワーク下での健康経営に悩んでいる方、様々いらっしゃるかと思います。
そこで今回は、社内風土に馴染むより前にテレワークとなった、私なりの考えをお話しできればと思います。

1. 入社後すぐにテレワークは可能か?

ハード面に関しては意外なくらいスムーズに移行できました。社用デスクトップPCを開梱し、ケーブル類を繋ぎ、自宅WiFiに接続する程度のことは特に抵抗感なくこなせました。もし、ここら辺の手順がわからない方がいたとしても、電話などで他の社員に聞ける環境さえあれば問題ないと思っています。

また、1ヶ月の出社期間中に、基幹システムの操作や通常業務の“基本のキ”は習得できていたので、業務に支障が出ることもなかったです。わからないことは先輩に聞けば解決できましたし、それは出社でも在宅でも変わらないのではないかと思います。中でも良かった点は、「わからないことがあったらこの人に聞く」というのが決まっていたので、人見知りの私としても相談しやすい環境が整えられていたように思います。「誰かに聞いて」よりも罪悪感がなく気軽に聞くことができました。

ですので私なりの結論としては、最低限のITリテラシーと社内ルールの知識、連絡相談ができる体制さえ整っていれば、入社1ヶ月の新入社員がテレワークを実施することは十分可能です。

2. 健康経営のビフォー・アフター

話しは戻りまして、突然のテレワークによってこれまで行っていた健康経営に関する活動は如何に変わったのか。要するにオンライン化をしなければならなくなったのですが、すんなり移行できたものもあれば、未だに模索しているものもあります。

☆移行できたもの
【Before】オフィスでのヨガ
【 After 】ヨガ動画の配信

【Before】就業前に一緒に朝食を食べる”朝活”
【 After 】オンラインでのティーブレイク

【Before】社員の前での健康情報の発表
【 After 】オンラインでスライド共有

【Before】外部講師による体操講座
【 After 】外部講師によるオンラインでの体操講座

ヨガに関しては、自宅ゆえ寝そべるポーズが出来るようになったのは地味に画期的な変化でした。動画の選定はこちらもSEaLのメンバーである山下さんが主担当となり、北海道の大地や沖縄!ハワイ!メキシコ!の海を感じられる動画など、ロケーションをいろいろ変えてくださるので、オフィスの風景では味わえない新鮮味が加わったように思えます。ここはむしろオンライン化によりアップグレードができている部分かと思っております。

☆模索中
・健康啓発の社内掲示物。飲料のカロリー表示やお散歩の啓発など
・会社周辺でのウォーキングイベント
・ヨガのライブ感

次に、模索中のタスクを。掲示物に関しては、社内SNS等を利用して発信こそしているものの、他の投稿が更新されていくにつれて古い投稿が流れて行ってしまうなど、自然と目につくような「常時掲示」というのは難しくなったなと思っています。
ウォーキングイベントも今は物理的に無理ですし、この点はテレワーク環境でもできるよう、工夫した取り組みができればと考えています。こういった悩ましい状態を打開するためにはアイディアが必要なので、ゆくゆくはこのnoteを通して他社の健康経営担当の方と意見交換の機会が得られたらいいなぁと思っています。

3. 一番の課題は”距離感”

全般的に言えることですが、「実際に取り組んでいるかどうかわかりにくい」というのがテレワークに付きまとう課題なのではないかと思います。相手が常に視界に入る環境にはないので、「今忙しいのかな?」「体調は大丈夫かな?」「しっかり仕事をしているかな?」と、仕事をするうえで気にする方もいますよね。健康経営の活動も似ているところがあり、時間になったらみんなで椅子から立ち上がってヨガをやっていたのが、動画配信だとどうしても「みんな一緒に」といったライブ感がなく、やるかやらないかは結局その人次第となっていしまいます。

ただ、私の個人的な意見として、あまり強制要素というのは増やし過ぎるべきではないと考えます。
もちろんみんなが一斉に取り組んでチームワークを醸成するという考え方は否定しませんが、テレワークはオフィスではなく自宅です。発信している側の我々は、あくまでそのご自宅スペースにお邪魔させていただいているという謙虚なスタンスで臨んで行かないと、個々のプライベート空間に土足で踏み込むことになりかねないと思っています。
ですので、「目や耳に入る」程度の距離感で毎週のヨガ動画配信と声掛けを行い、ライブ感を求めるのなら、年に数回の外部講師講座を活用するといった形が、現状の最適解であり、啓発としては十分効果的なものなのではないかと、私は考えます。

プライベート空間にいるはずなのに、常に会社という存在から見られている、管理されているという拘束感を抱くのは、もしかしたら社歴の浅い私ならではの考え方なのかな、と思います。というのも、社歴が浅いと、より強い緊張感を抱えて仕事をすることになるので、部屋の片隅に社用デスクトップPCさんが佇んでいるだけでも結構なプレッシャーを感じるんですよね。(笑)一方で、社歴が長い人にこういった話をすると、「え?そう?全然そんなことないと思うよ!」といった反応をされることが多く。。。つまり、社歴の長い人は出社やこれまでの時間で培われた信頼関係というクッションがあるからか、適度な緊張感とプライベート空間を同居させるのが上手いのかなと感じています。私の場合は思いっきり二世帯住宅!!といった感じですかね。もちろん、社歴の長さは変えようがないですし、個人の性格による違いもありそうですが、より緊張感や拘束感を感じさせない方向性が、みんなに優しい活動の在り方なのかなと。SEaLのタスクコピーで言う「Laugh」の部分ですね。
いずれにせよ、テレワークにおける社員と会社との”距離感”は、世の中的にももう少し検討されてしかるべき課題だと思います。

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4. テレワークという未知との遭遇

テレワークという働き方は以前から存在こそしていたものの、限定的な職種でしか活用されていませんでした。それがコロナ禍によって一変し、専門性が低く、指示や協働が必要となる社員も一斉に在宅になるという一大事に臨む今の状況は、もはや既存の在宅勤務とは全く異なった働き方が出現したと捉えるべきだと思っています。昭和・平成風の言い方だと「未知との遭遇」、令和日本風に言うと「異世界転生」といった感覚でしょうか。

したがって、これまでの働き方をそっくりオンラインにするという「置き換え」の考え方ではなく、元々あったものを精査しつつも、「まったく新しい働き方を構築する」姿勢を持とう、と心掛けるようになりました。今や、私たちは全くの別世界にいるのですから(ドヤ顔)。

健康経営もそうやってブラッシュアップしていこうと、我々SEaLでは日々新しい陰謀を画策して・・・、もとい、日々新しいアイディアを模索中です。
これからも、noteを通じて私たちの活動を是非チェックしてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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