海辺の図書館

宮城県仙台市荒浜にある私設図書館です。津波によって失われた「海辺のまちの記憶と記録」を…

海辺の図書館

宮城県仙台市荒浜にある私設図書館です。津波によって失われた「海辺のまちの記憶と記録」を継承する取り組みをしています。荒浜に関する資料を収集、それらを基にしたまちあるきや、砂浜をギャラリーにした海辺の写真展などを開催。また「深沼ビーチクリーン」を毎月第二日曜日に開催しています。

最近の記事

若林区まちづくり協議会主催「まちづくり交流会」(2024.02.24)

若林区まちづくり推進課より依頼があり、「深沼ビーチクリーン」の取り組みについてお話しさせていただきました。

    • 七ヶ浜中学校キャリアセミナー職業講話(2024.02.02)

      七ヶ浜町を中心に活動している遠藤さんからのお声がけで、今年も七ヶ浜中学校の生徒さん向けに、職業講話をしてきました。 私は、荒浜で行なっている「海辺の図書館」や「深沼ビーチクリーン」等の地域活動の話と、司書として図書館で働いている話をしました。 毎度のことですが、お互いに緊張しているので、やっと打ち解けてきた頃に 終了という感じでした。 終了後に頂いたアンケートには、こちらが伝えようとしていたことに対する感想が書かれており、短い時間でよくわかってくれたなぁと感動しました。毎

      • 「ご存知ですか?荒浜磯獅子踊」(2024.02.11)

        経緯 2011年3月11日に東日本大震災後、津波により、仙台市から災害危険区域に指定され、住むことのできなくなった荒浜。「住めないということは、これまでの文化や生活の歴史が途絶えてしまうことになる」と思い、海辺の図書館では、荒浜に関する文献や情報を収集しています。 そうした文献に『仙台市荒浜の民俗(仙台市歴史民俗資料館調査報告書. 第2集)』(出版者:仙台教育文化事業団仙台市歴史民俗資料館 出版年月日:1981.3)※国立国会図書館の個人送信サービスに登録するとデジタル化

        • 神戸大学持続的災害支援プロジェクトKontiによる「海辺の写真展in神戸~東日本大震災から13年、荒浜を撮り続ける~(2024/01/14-16)

          昨年後半から、海辺の図書館への支援に来てくれている神戸大学の学生さんたちが、神戸で「海辺の写真展」を開いてくれました。 海辺の図書館に、もっとたくさんの人たちが来てほしい!という私たちの希望を実現するために、一緒に考え、体を動かしてくれています。 この写真展は、神戸の皆さんにも「砂浜をギャラリーに、流木や漁師網を使って、震災前や震災後の豊かな荒浜を知ってもらいたい」という「海辺の写真展」のコンセプトを体感してもらいたい!というアイディアから生まれ、実現した企画です。 2023

        若林区まちづくり協議会主催「まちづくり交流会」(2024.02.24)

          2023年を振り返って

          1月8日(日)第47回深沼ビーチクリーン:市民活動応援賞授与セレモニー 1月27日(金)第2回荒浜意見交換会 1月29日(日)東北大学矢崎さん卒論発表会 2月2日(木)七ヶ浜中学校職業講話 2月10日(金)吉成市民センター図書館講座 2月12日(日)第48回深沼ビーチクリーン 2月22日(水)ラジオ3収録:仙台市立荒町小学校5年生から深沼ビーチクリーンについてインタビュー 3月11日(土)JENESYS FOIP 54 訪日団視察、海辺の屋台図書館 3月12日(日)第4

          2023年を振り返って

          全国大学ビブリオバトル東北ブロック地区決戦(2023/11/18)

          今年もこの季節がやってきました。 自分のお気に入りの本を5分間でプレゼン、どの本が一番読みたくなったか、を競うビブリオバトル。 年に1度、大学生がバトラー(出場者)となって、日本全国で開催される予選会を勝ち抜き、全国大会を目指します。 海辺の図書館では、毎年、東北各地の予選を勝ち抜いたバトラーが全国行きの切符をかけて戦う東北ブロック地区決戦を主催しています。 全国大学ビブリオバトル2023公式サイト:https://zenkoku.bibliobattle.jp/

          全国大学ビブリオバトル東北ブロック地区決戦(2023/11/18)

          気軽に話そう図書館夜話 第0回「エンタメと図書館~映画、ドラマでどう描かれてきたか?~」(2023/09/25)

          図書館と聞けば、誰もが、本がたくさん並んでいる空間を思い浮かべるかと思います。本を借りたり、勉強をしたり、静かで安心して過ごせる図書館は、そうした読書や自習といった従来の目的だけでなく、まちづくりや交流拠点、地域コミュニティーのハブとして、多くの方に利用されています。 図書館といっても普段多くの皆さんが利用している公共図書館(いわゆる税金で運営されている図書館)や、学校図書館、大学図書館、そして最近、民間の団体や事業者が運営している新しいタイプの図書館も増えています。 こうし

          気軽に話そう図書館夜話 第0回「エンタメと図書館~映画、ドラマでどう描かれてきたか?~」(2023/09/25)

          saveMLAK年次報告会2023 ~社会教育・文化施設の救援・復興支援~(2023.06.25)

          オンライン開催された「saveMLAK年次報告会2023 ~社会教育・文化施設の救援・復興支援~」の中で、「図書館体操から海辺の図書館へ〜東日本大震災から12年間、何が残り何が失われつつあるのか」という題名で発表をいたしました。 せっかく海辺の図書館のことなので、ということで、荒浜から中継したいと思い立ち、急遽、海岸公園センターハウスをお借りしました。saveMLAK事務局の糸野さんが応援に駆け付けてくださり、配信もお手伝いいただきました。

          saveMLAK年次報告会2023 ~社会教育・文化施設の救援・復興支援~(2023.06.25)

          宮城県仙台向山高等学校新聞部からの取材(2023.06.25)

          宮城県仙台向山高等学校新聞部の部員2名と引率の先生に来館いただき、学校新聞に掲載する記事の取材をお受けしました。 海辺の図書館のことはもちろん、図書館のことや、本のことなど、多岐に渡る質問があり、私自身も楽しくお話できました。記事が楽しみです。

          宮城県仙台向山高等学校新聞部からの取材(2023.06.25)

          豊さんお誕生会(20230611)

          海辺の図書館専属カメラマンとして、海辺の写真展を開催したり、図書館周辺や室内に展示している写真を撮影してくださっている佐藤豊さんの誕生会(誕生日は6/9)を開催しました。 鏡割りからスタートし、三品さんによるBBQサンド、長南さんのコーヒー、そして、甲冑姿でお祝いに駆けつけてくれた天江さんなどなど、みんなで85歳のお祝いをしました。 豊さん、これからも長生きしてくださいね。

          豊さんお誕生会(20230611)

          6ラボ「心地よい居場所のつくり方part2 ~海辺の図書館 館長の場合~」(2023/05/24)

          春日町にある「THE6」というシェアオフィスのワークラウンジにて、6ラボ「心地よい居場所のつくり方part2 ~海辺の図書館 館長の場合~」が開催され、お話させていただきました。 「THE6に荒浜を持ち込む」という裏テーマの下、豊さんの写真や流木、やかん、餅つき機、海辺を歩く図書館、荒浜復興風船を会場内に置きつつ、司会の三品さんとのトーク形式で。 途中、餅米が蒸しあがったので、きな粉餅にして、荒浜風のお振る舞い。 初めて、お会いする方も多く、私自身にとっても、実りある豊か

          6ラボ「心地よい居場所のつくり方part2 ~海辺の図書館 館長の場合~」(2023/05/24)

          ふかぬまビール祭りinゴールデンウイーク(2023.05.03)

          晴天に恵まれた当日、10リットルの生ビール、フィッシュアンドチップス、そして、荒浜で採れたての「ハマボウフウ」や菜の花、朝採れタケノコなどの天ぷらなどなど、揚げ物祭りとなりました。

          ふかぬまビール祭りinゴールデンウイーク(2023.05.03)

          ゴールデンウィークの大掃除(2023.05.04~06)

          お手伝いいただいた皆さま、ありがとうございました! 館内のレイアウトなど、これから更に居心地の良い空間を作っていきます。

          ゴールデンウィークの大掃除(2023.05.04~06)

          『仙台湾の砂浜生物ポケットブック』(2023/04/19)

          スナガニの観察などで、お世話になっている東北大学大学院生命科学研究科水圏生態分野の占部城太郎先生、柚原剛先生の研究チームが作成したとてもわかりやすい小冊子がリリースされました。 ふりがなが振ってあり、子どもでも読めるので、砂浜観察の際にも活用できそうです。 また、巻末には「仙台湾沿岸海岸絵巻」(今は絶版)が復刻されています。 配布場所は2カ所で、閖上の名取トレイルセンターと海辺の図書館です。 今週の日曜日(23日)からは、閉館しているときでも持っていけるように屋外用チラシケ

          『仙台湾の砂浜生物ポケットブック』(2023/04/19)

          海辺の図書館の屋根のボルトにキャップを取り付けるバーベキュー会(2023.03.25)

          過酷な自然環境の中にある海辺の図書館は、普段から潮風にさらされており、また、夏は台風、冬は強風で、部材が吹き飛ばされたりの被害が蓄積し、雨漏りに悩まされていました。 そんな中、株式会社 長谷川板金 様からのご支援いただき、屋根の修理が終了!完成祝いも兼ねて、仕上げのキャップ取り付け作業をしながらの、バーベキュー大会を開催しました。 海辺の図書館の屋根からは、海が見えます。

          海辺の図書館の屋根のボルトにキャップを取り付けるバーベキュー会(2023.03.25)

          市民活動応援賞授与セレモニー(2023.01.08)

          「仙台みどりと風の会」が実施している「市民活動応援賞」をいただきました。深沼ビーチクリーン後、海辺の図書館にて、授賞式&餅つきを行ないました。 ウェブサイトより 賞の趣旨 仙台みどりと風の会に寄せられた芳志をもとに、仙台のまちづくりを長きにわたって支え、先導してきた市民活動の成果をたたえ、今後のさらなる活動の活性化を願って「仙台みどりと風の会 市民活動応援賞」を設けることとなりました。

          市民活動応援賞授与セレモニー(2023.01.08)