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やっときた夏の予感と未来の熱狂

七月も早いもので下旬に入り、文月は息も絶え絶えである。あと1週間もすると、七月とは一年もの間お別れだ。そして1年後に再開する予定の七月はその時期なんと東京オリンピックが開幕しているらしい。

テレビのニュースを見ていると、全国各地で五輪公式ショップが続々とオープンしたようだ。少し気が早すぎるじゃないか、あと一年もあるのにと思ったけれど来年になってしまえば案外早い一年だったねと言っているに違いない。

ぼくが生きているうちに東京でオリンピックをやるのはおそらくこれが最後になると思う。(わからないけどね。)ただ、この時期にぼくが東京の地で住み暮らしていて、東京で働いているというのは何かの縁だと信じて素直に喜びたい。(チケットはないけれど)

ちょっと斜に構えてオリンピックごときで騒ぎすぎ、だなんて大人ぶってもいい。ボランティアやお金の問題やら様々な問題ももちろんあるだろう。けれど、絶対に楽しいイベントであることは間違いないので、ここはやっぱり素直に楽しもうとぼくは思う。

だから、いろんなグッズやらTシャツやらポロシャツやらを買って人生一度のこのイベントを楽しもうじゃないかと思っている。心の中でヤンクミが“心の汗を流そうじゃないか!”なんて熱く語っている。

とは言え、やっぱり一年も先なのでそんなにテンションが上がるわけでもないのだけれど、やがてやってくるビッグウェーブにならない手はないよねくらいには思っている。渋谷のスクランブル交差点でハイタッチの予行練習くらいしとこうかしらなんて。

いや、それは流石にガラじゃないのでやめておこう。人並みに揉まれて、熱気に負けて、失神でもしてしまいそうだ。でも実際あれ少し楽しそうですよね。バカだなぁなんて冷笑を浴びせてしまうのは簡単なことなんだけれど、ハレの一部になって騒ぐと言うのも新たな自分と出会えそうで。最近はそれもまたいいなぁなんて思うのです。

長かった曇天もついに光が穿ち、これから熱く、そしてけたたましい蝉の季節がやってきそうな予感のする1日でした。

来年の今日は、これに五輪の熱狂も相まってより熱い夏となるのでしょう。

(来年の今日って表現が昔はなに言ってんだよ、わけわからんぞと思っていたのですが、最近はそのわけわからなさが、なんとなく好きです。)



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