英語を学ぶと表現力がつく?
私がオーストラリアへの留学から日本に帰ってきて、自分自身の変化にビックリしたことがあります。
オーストラリアにいた時にはそれが自然になっていて、周りもそうだから気づかなかった変化に、日本に帰ってきて初めて「あれ?」と、周りとの違いに気づくわけなんですね。
そういう変化はいくつかあるのですが、一つは声がとても大きくなっていたこと笑
オーストラリア人はだいたい大きな声で話すので、小さな声だと聞いてもらえません。それで、知らず知らずのうちに、小さな声の私が頑張って大きな声で話すようになっていたんでしょうね。
それで帰ってきてから、そんな大きな声で言わないで、などと言われたり、自分で気づいたりして、大きな声で話すようになっていたことに気づいたのでした。
もう1つは、私はオーストラリア留学から帰ってきてから大学の卒論を書いたのですが、その時に、自分の日本語の表現力がすごく上がっていることに気づいたこと。
オーストラリアにいた間に日本語のレポートを書いたことはありませんでしたが、オーストラリアにいた間に英語でのレポートや文章をたくさん書いていたら、なぜか日本語での文章がとてもすらすら書けるようになっていた。
このことに自分で気づいた時、とても不思議に思いました。
日本語で文章を書く練習はしていなかったのに、その間に日本語の表現力があがっていた。
なぜ?
一体なぜかと考えてみると……
英語を学ぶということは、
「言語を学ぶ」
ということで、それは日本語でも英語でも「言語」という共通している土台を学ぶことになるからなんだと思うんですね。日本語でも英語でも「言語で表現する」というところは共通している。
英語を学ぶと、日本語以外の表現のバリエーションが増える。そうすると、日本語での表現力も上がる。
これは、他のことでも実感していて、私は3歳からピアノをやっています。そして、5年ほど前から歌を習い始めたのですが、歌を習う前と後では、私のピアノは別のものになっている気がしたんです。
「歌うように」ピアノを弾く、という指示が出されることがありますが、まさに「歌うように」ピアノを弾けるようになっている感じ。
英語を学ぶ、というのも同じで、英語を学ぶと、そこで培った表現力が母語にも反映されて、日本語の表現力も上がる。
英語を学ぶということには、そんな利点もあります。
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