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異文化の違いに際して、難しいのは目に見えない違い♪

歌って絵を描くTOEFL講師の水月むつみです。

海外留学したい人のために、TOEFLのスコアアップの英語術や留学について書いています。

私はオーストラリアに留学したことで、世界の見方がだいぶ変わりました。
異文化で体験したことは事実としてはいろいろありますが、一番身についたと思うのは違いに寛容になること。

例えば、日本と海外の食に関する大きな違いとして、食事に関する人それぞれの主義が前提にされているか、いないか、というのがあります。食に関する主義として海外でよくあるのは、動物性のものは一切食べない人、お肉や魚は食べないけど卵は食べる人、お肉は食べないけど魚は食べる人、乳製品だけOKな人など。こういう違いがとてもたくさんあります。

日本ではそういう主義が考慮される場面はほとんど見られません(和食だとかつおだしの時点で動物性のものが入ってしまうので、とても難しいのもありますね)。「とりあえずビール」の文化に象徴されるように「みんな同じ」がだいたいの前提になっています

こうした食のような目に見える違いは比較的わかりやすいですが、難しいのが価値観や思考パターンなどの目に見えないもの。目に見えないだけに、違いがとても分かりにくい。

価値観や思考パターンの違いとして、「分析的」か「全体的」かという問題があります。この思考がわかりやすく反映されている代表としては「東洋医学」と「西洋医学」の違い。西洋医学は病気の原因を「分析的に」突き止めます。体を部分に分けていって、どこに問題があるのかを発見して、その部分を局所的に治療するというわけですね。これはまさに「分析的」。

一方、東洋医学は体の「全体」をみます。あるところに病気の問題が発見されたとしても、そこにつながっている体の全体を見て、治療していく。全体的に良い方向にシフトさせていく。

こうした西洋的な思考と東洋的な思考の違いは、実は私たちの日常生活の思考パターンのあらゆるところに反映されているんです。

たとえば、職場の空間の使い方。日本の職場は全員が広い空間の中で、机をそれれ配置されて働くことが多いですね(全体を見渡せる)。欧米では、一人一人が区切られたオフィスを持つことが多いです(分析的)。

以前に書いた「英語では結論を先に言う」のと「日本語では結論を最後に言う」の違いも同じですね。こちら↓

そういう言語使用と思考パターンは関連しています。

異文化に留学する時には、言語の違いに加えて、こうした価値観や思考パターンでも苦労することになりますので、留学したい方は頭に留めておいてくださいね♡

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