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MBA終了のお知らせ!?(vol.1)

A:「MBAってもう古いんだってよ!」
B:「え?なになに?MBAって経営学修士ってやつのこと?」
A:「そう、それ!」
B:「え?嘘でしょ〜?だってみんなキャリアアップのために
   MBA取るとか言ってるじゃ〜ん!」

ある日の大企業の休憩室より

あなたは、どう思いますか?

「知ってる!ビジネス界隈では常識だよね!」

なのか

「えっ!?初耳・・・。どういうこと・・・?」

なのか。


子育ての中で

「世間の流れに乗り遅れたくない」

「うまく立ち回らないと
社会からドロップアウトしてしまうのではないか
という漠然とした不安があるんだよなぁ・・・」

という気持ちを持ったことは
ありませんか?


教育社会学者で『〈お受験〉の歴史学』の著書のある
小針誠は現代の社会の中でこのように感じている人は
少なくないと指摘しています。

もしあなたがこのように感じたことがあるなら
これから私がお伝えすることを
知っておいて損はありません。


アメリカ社会で起こった流れが
数十年後に日本でも起こる。

歴史を紐解いていくと
そのようなことは枚挙にいとまがありません。

そんなアメリカで
すでに20年も前から
頻繁に議論されている
大きな流れがあります。

それは・・・

MBAよりMFA。

つまり

経営学修士より美術学修士

の方が、これからの社会では活躍し
重用される

という流れなのです。


Google、Facebook(メタ)、Adobe等
シリコンバレーの大手企業は
2010年からの5年間にデザイナーを創業者とする
スタートアップ企業を27社も買収。

アクセンチュア、マッキンゼー、デロイト等も
デザインファームの買収に乗り出しました。


これは新たな発想で革新的なアイディアをもたらす人材が
求められているから。

日本でも数々の大手企業がMFA取得者をはじめとした
美術系出身者の獲得に乗り出しています。

にもかかわらず
MFA取得者はMBA取得者に比べて
絶対数が少なく
とても希少な存在。

だからこそ
現在ではMBA取得者よりも
MFA取得者の方が
高給取りという現象も起きています。


「なんだって!?
美術じゃ食べていけないって
親父も学校の先生も言ってたぞ!?」

・・・えぇ、終わったのです。
そのような時代は。

むしろ

これからの時代は
積極的に美術系に進んだ方が
いいと言えるかもしれない。

「なんだってそんなことに!?」

その理由を
これから何回かに分けて
掘り下げていきますね。

続きはまた次回!

【参考文献】
・ヤング吉原麻里子ほか,2019,『世界を変えるSTEAM人材』,朝日新聞出版.
・岩波書店『世界』編集部, 2024,『世界』2024年2月号,岩波書店.



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子育てにまつわるあれこれを綴っていきます。専門知識に基づいたことから日々の中で感じたことまで。保育系大学専任講師を経て、現在は、学童保育施設代表、子育て支援施設主宰、教育研究所所長、保育園理事。博士(教育学)。小学生の一男一女の子育て中。