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三菱電機の検査不正発覚について


#KENMAYA です。

先程目にしたニュースで、驚きの事実が発覚しました。

三菱電機の鉄道車両向け空調機器検査の不正は、JRや私鉄各社が不正の対象製品を導入していることが30日に相次ぎ判明し、影響が広がった。不正は多くの採用実績を持つ海外での日本製品に対する信頼も落としかねない。調査結果次第では、今後の鉄道インフラ輸出にもに大きな影を落とすことになりそうだ。
対象となる三菱電機製の空調設備を新幹線と在来線で全体の約7割に上る計1万台近くを導入しているJR東日本は、これまで車両の定期検査で空調設備に異常は見つかっておらず、故障も発生していないため、現時点で特段の対応は取る予定はないという。


検査の不正発覚というニュースといえば、三菱自動車で2000年、2004年にリコール隠し、2016年には燃費を良く見せるために不正を意図的に行っていたことが発覚し大きな問題となりました。2015年には、旭化成建材による、杭打ち工事のデータ改ざん事件。また、コベルコ(神戸製鋼所)でも2017年にアルミ・銅製品の品質データ改ざん事件があり、有罪判決まで下っています。

もはや『メイド・イン・ジャパン』ブランドの失墜は誰の目から見ても明らかであり、事なかれ主義とコストダウンの圧力によって「バレなければいい」体質が日本企業の風潮として根付いてしまっているように肌で感じます。


「高品質」「高性能」を謳いながら、影でコストカットのために安全性や機能性を犠牲にして、データの改ざんなどの不正をして表向きだけ『メイド・イン・ジャパン』を誇るかのようなブランディングは、ひどく滑稽なものであり、先人たちが必死に積み上げてきた信用や実績を一瞬にして砕くものでもあります。

製造業の末端に身を置く者の一人として、こういった不正や改ざん行為は到底許せるものではなく、「モノづくり」に携わる全ての人に対しての裏切りであり、真摯に「モノづくり」と向き合っている全ての人への冒涜に他なりません。


「日本製だから安心。」なんてことは、もうとっくの昔に終わってしまった神話でしかないのでしょうか。日本人ならではの勤勉さや細かい気配り、そういった丁寧な仕事が海外から『メイド・イン・ジャパン』として評価されてきたのではないでしょうか。

わたしの目からは今の日本人から「モノづくり」に対する情熱が失われてしまっているように感じます。
「良いものを作ろう」や「多くの人に喜んでもらおう」という熱意は感じられず、とにかく「安く」「早く」「大量に」「無難に」ばかりが先行していませんか?


グローバル化でコスト競争になるのは理解できますし、消費者目線で見れば安い方に目がいくのも分かります。しかし、不正や偽装をして信頼を失ってしまっては元も子もありません。
今一度、日本を支える「モノづくり」の現場から初心に帰って『メイド・イン・ジャパン』を見つめ直すときではないでしょうか。

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