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【凡思社】http://bonshisya.com 【Psycho le Cemu】http://psycholecemu.com 【MIMIZUQ】https://mimizuq.com 共同通信社「凡人、ビジュアル系バンド道をゆく」 音楽専科社SHOXX「凡人水族園」

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凡人水族園~筆記帳~第一回

 「四十にして惑わず」人生の指針を示す素晴らしい言葉だと思う。実際四十を迎えてしまったビジュアル系バンドマンの今の心境は「どないなんねん。どないすんねん。」四十にして選択を突きつけられる惑いまくりの日々を過ごしている。  先日、二十数年振りに高校の恩師と再会した。友人を介し連絡を取ってもらい先生の地元の居酒屋で逢うことになった。緑頭ピアスに一瞬ギョッとしたような表情を浮かべた先生。「タク。元気しとったんか。」先生の低い声「タク」という呼び名に一瞬にして学生時代にタイムスリッ

    • 凡人水族園~筆記帳~第五十六回

       MIMIZUQ 2024年の春ツアーがはじまった。幕開けの地は名古屋。メンバー、スタッフ一台の車に乗り込み一路西へ向かう。桜の開花とタイミング重なり心躍る旅のスタートになった。

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      • 凡人水族園~筆記帳~第五十五回

         ガラさん、aieさんとの弾き語り三人旅「さすらいのニコチン野郎達」が始まった。ギター一本を担いで北は北海道、南は福岡まで冬の日本を縦断する男達の旅。旅の名前は三人の憧れのバンドTHE BLUE HEARTSの曲名から拝借した。喫煙家にとっては肩身が狭いこのご時世に銘打つ素敵なタイトル。6年前に煙草をやめた僕も魂に100円ライターで火をつけて旅に出よう。

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        • 凡人水族園~筆記帳~第五十四回

           振り返れば学生時代、テスト勉強をしなければと机に向かい普段見向きもしない本棚の整列を始め、道具の手入れをし山積みにされた書類の分別を行う。更に領域を拡大して部屋の凡ゆる所を掃除していた。あの頃から僕は何も変わっていない。

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        凡人水族園~筆記帳~第一回

          凡人水族園~筆記帳~第五十三回

          Psycho le Cemuの八ヶ月にわたる長い長いツアーが終わりを迎えた。全国各地で繰り広げられたライブでは名シーンが沢山生まれたと思う。その中でも広島で起きたムーDーダンス。「一億のパルチザン」間奏でLida&seekに挟まれて逃げ場所失ったDAISHIから放たれた薔薇のシャワーを浴びているというクネクネとした謎の踊り。あの艶かしい動きは今も瞼に焼きついていて定期的に思い出しニヤニヤをして困ってしまう。

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          凡人水族園~筆記帳~第五十三回

          凡人水族園〜筆記帳〜第五十二回

           九月より故郷兵庫県の神戸新聞にて「随想」という連載を書かせていただいている。地元姫路を離れてまもなく四半世紀。記憶に残る兵庫県の風景とバンドマンになるまでの僕を振り返る、そんなエッセイ。

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          凡人水族園〜筆記帳〜第五十二回

          凡人水族園〜筆記帳〜第五十一回

           MIMIZUQと千葉のライブハウス「柏PALOOZA」共同で開催しているトークとアコースティックに特化したイベント「SINGER’S喫茶CAT’S EYE」に30年以上ファンを続けている憧れの大槻ケンヂさんをお招きした。

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          凡人水族園〜筆記帳〜第五十回

           十八年ぶりに岐阜を訪れた。SHOXXで連載していた凡人水族園シリーズ第四十回によると十八年前の岐阜では白髪が生え始めたことを報告していたり、ヤンキーにメンチを切られた事などが記されていた。今回の旅はライブだけではなく朋友バンドSのメンバーと再会があった。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十九回

           「来年はいっしょにどこを旅しよう。」と結んだ第三十七回。あれから一年。僕たちは再び旅に出た。今年の目的地は日本の湖TOP3には入るやろと思いきや意外や意外、日本で10番目の大きさだという「浜名湖」。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十九回

          凡人水族園~筆記帳~第四十八回

           僕にとっての商売道具であるベース。20数年生業としてきたそれらの機材も世の中の流行もありつつ大きく形を変化させてきた。  バンドを結成するにあたってローンを組んで初めて手に入れた機材はAmpegのSVT 2 proヘッドアンプとSVT810Eのキャビネットスピーカーだった。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十八回

          凡人水族園~筆記帳~第四十七回

           6月18日。朝6時。昨晩停めたのは最近できた近所のコインパーキング。坂道に作られた駐車場は砂利が敷き詰められている。眠い目をこすりながらレンタカーに乗り込む。ハンドルを切りながらゆっくりと前進する。サイドミラーで確認をする「このまま行くと左の壁が危ないな」体制を整えるため一度ギアをバックにいれた瞬間。ズズズズズ。車体が横滑り。メキキキキ。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十七回

          凡人水族園~筆記帳~第四十六回

           バンドマンとして生涯ステージに立ち続けたいと思うようになったのはいつからだろう。少なくともバンドを始めた頃にはそんな意識はなかった。むしろ歳を追うごとに想いは強くなってきている。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十六回

          凡人水族園~筆記帳~第四十五回

           ステージに立ち続けることをライフワークとしているが、自分がステージに立たずとも人様のステージを観に行くということもまたライフワークとしているようなところがある。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十四回

          バンドマンという職業は音楽を作り楽器を演奏する以外にもいろいろなお仕事がある。その中でも過酷な仕事ランキング上位に入ってくるのがミュージックビデオ撮影。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十四回

          凡人水族園~筆記帳~第四十三回

           年齢の所為か、ダイエットによる糖質制限の所為か、ペース配分がわからなくなってしまっているのか、気付いていなかっただけでそもそもなのか。ここのところ酒癖が悪い。のではないかと思っている。自覚がある。断片的且つ曖昧な記憶になっていることが多い。非常に危ない。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十三回

          凡人水族園~筆記帳~第四十二回

           人生で初めて音楽に触れた記録媒体はLP。 幼稚園の頃、父に手を繋がれ近所のレンタルレコード屋へ行った。そこで借りたてきたレコードを自宅のオーディオを使ってカセットテープにダビングする。大きなジャケット。僕が手にとったLPは当時アニメ放送されていた「北斗の拳」のドラマLPだった。

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          凡人水族園~筆記帳~第四十二回