＊こちらの記事は、2020年10月7日のイベントに参加していただいた方に書いていただいた記事です👏

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デジタルトランスフォーメーションと聞いてみなさんは何を考えるだろうか。テクノロジーの発達により、もののインターネット化(IoT)や人工知能(AI)化が進み日常の生活は大きく変容を遂げている。
そうした中で変化を迫られているのは、企業も同じである。今回はバルセロナ大学のダミアさんが開催したウェビナーの内容を筆者なりにまとめて見たいと思う。

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは？

まずはDXとはなんなのか、どのように企業がそれを使う必要があるかを見ていく。DXは下記のように定義される。

Digital transformation strategy is a business strategy that provides more competitiveness to a company by adding digital-based solutions on some or all Business processes

デジタルトランスフォーメーション戦略とは、一部またはすべてのビジネスプロセスにデジタルベースのソリューションを追加することで、企業の競争力を高めるビジネス戦略です。(筆者訳)

つまり、デジタルによる企業の競争力を高める手法のことを指すのである。例えば、ロックダウンの措置が課される中でテレワークを素早く導入できなければ、会社は止まってしまうという状態が発生する。昨今ではテクノロジーを使ったビジネスモデルにすぐに適応しないといけないと企業は存続すら危ぶまれるのである。

企業が求めている人材

企業はそんな変化の早いビジネスについて来られる人材を探している。適応力が高く、進取の気性に富む人材が求められている。換言すれば、常に考え、常に変化に適用できる人材ということになるであろう。必要なスキルとしてダミアさんは顧客志向、リーダシップ、コミュニケーション力などを挙げていた。

デジタル化の波に乗れなければ消えていく運命になるのはどの企業も同じである。ダミアさんは全ての産業でDXは大切だと述べる。その例として農業にもDXが影響を与えているという。ドローン、IOT、ビッグデータなどを駆使することで農家はより良い、素早い、安い商品を作ることができるようになっている。このような変化に対応できる人材こそがこれから「生き残っていく」ことになるのだろう。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の利点

ここまでDXの大切さを述べてきたが、もう少し具体的な利点について述べる。まずは人件費の削減などによりオペレーションのコストを下げることができるということだ。顧客がプラットフォームで何をしているのかがわかるため、その情報を用い、さらに新しいサービスを作り出すこと、顧客との関係性を強固にしていくことも可能である。さらに、(このウェビナーがまさにそうであったが)海外の最先端のトレーニング受けたり講義を聞いたりすることができることも利点として挙げられる。

これからのマーケティング

マーケティングに使えるデジタルツールはたくさんある。代表的なものをいくつかあげると、AI、Mobile commerce、cloud computing、IoTなどである。マーケティングでは、これまで効率性(efficiency)のみが重要視されてきたが、これからは有効性(effectiveness)も合わせて大切にしていかなければならないとダミアさんは述べる。つまり、会社内部で戦略を立て、自動化をすることにより低コストを実現していくだけではなく、外部要因にも目を向け、顧客視点に立った有益なものを社会に作り出していかないといけないということである。

まとめ

本稿ではバルセロナ大学のダミアさんが開催したウェビナーの内容を筆者の解釈によりまとめた。ウェビナーを受講する前は、DXは流行りだから取り組んでいるのかと考えていたが、実際にそれをしないと生き残れないシビアな状況があること、DXをすることで会社がさらに成長していく可能性を秘めていることを学んだ。DXの発展は今日会社を大きく変容させている。多角的な視点から柔軟に世界の状況を捉え、変化に対応し続ける必要性を痛切に感じた。

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