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(何度目かの)FF15を始めた 20210809

何周目か分からないがまた初めからスタートした。
何周もやってるけどクリアまで辿り着いたのは発売日に買ってやった最初の一回だけだと思う。
それでも何度も俺はこのゲームをやり直している。
序盤の開放感が好きなのかな。
で、毎回途中でだれていつの間にかやらなくなるの繰り返し。

あらかじめ書いておくと別にレビューを書く訳ではないのでこの文章でそこまでゲームについて深掘りするつもりは無い。

世間的には賛否両論、やや否が多い印象だけど俺はこのゲームがとても好きだ。
何度再開しても途中で断念するにも拘らず。
初めてクリアした時は鼻水が止まらなくなるほど号泣した。
確かに後半に進むにつれゲームの作りが粗くなるのは事実だ。
それでもこのゲームは俺にとって特別な一本なのである。

単独行動が好きで旅行嫌いの俺にとって、このゲームの本筋はその真逆を行く。
ある一国の王子が幼馴染みの様な関係の4人組で、ある目的地まで旅をするというのがこのゲームの大まかなストーリーだ。
別になんて事ないストーリーだし、特別な驚きや仕掛けがある様な話でもない。

ただこのゲームは一貫して"仲間との旅"を描き続ける。
それは友人と日常を共にする様な感覚に近い。
基本的に主人公を操作して物語を進めていくのだが、道中仲間同士が絶えず会話を続ける。
その内容はゲームのヒントになるものもあれば、腹が減ったとか、歩くのだるいとかしょうもない内容もかなり多い。
そのなんて事のない、しょうもない会話の圧倒的な量が、いつしか仲間達と旅する"この時間"のかけがえの無さに変わっていく。
旅の終わりが近付くにつれ、終わりが来てしまうことの切なさに途方もないやるせ無さを感じてしまう。
何度やっても世界を救う事よりも、この旅が続く事の方が大事に思えてしまう。
だからこそ俺はこのゲームのクリアまでなかなか辿り着けないのかも知れない。
一生こんな旅が、時間が続けばいいのにと思ってしまうから。
記憶に残るゲームは数あれど、思い出をくれるゲームはそうない。
本作はそんな一本だと俺は思う。

2017年発売のゲームなのでかれこれ発売から4年になる。
折角の休みなのでちまちまとまた旅を始めようと思いゲームをスタートさせた。
今回はなんとかクリアしようと思う。
時間はかかるだろうけど当時は相当感動したもんだから、心が動くきっかけのひとつになればいいなあなんて思ってもいる。

因みにこのゲーム、主題歌がFlorence And The MachineによるStand By Me(あの有名なやつ)のカバーなのだが、死ぬ程素晴らしいので是非聴いてみて欲しい。

今日はここまで。

Florence And The Machine / Stand By Me

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