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不屈の意志 詩/散らかる文

※⬆朗読バージョン😸🍎✨⬆️
よかったら、聴いてみてください。



閑かなる炎はみつめていた。

岩壁の中にたしかに流れる赤熱を護りながら。赤熱を奪おうとするものは数多。死守すると誓う。永い…永い護りの闘いの末。
閑かなる炎は、赤熱に覆い被さるように岩壁の砦となった。何者にも触れさせること許さず、砦の中は完璧な安地となった。

赤熱は閑かなる其処で安寧を得た。


…その心地良さのなかで、微睡む中で、やがて赤熱は、問に気がついてしまう。

私は、この宙を飛びたい。

傷は深くない、治ったはずだ。
強く逞しく生きてゆくのだ。
前に前へ這ってでも。
光が射すあの場所へ。

…ああ。立ち止まってみればわかる。

ここでは。
安寧の中では。

変化を齎すことはできない。
綺麗なままに朽ちもせず変わらない。
完璧であるが何も産み出せない。
緩やかに溶けるように消滅する。

私は、変化を求めながら、
変化してしまうことを怖れた。

私が何も望まなければ、悲しいことは
起こらないと諦めかけていたから。

一方で、泣いていた。
星をみるたび月を撫でるたび、
自由に羽ばたきたいと。

選択するということは、痛みを伴う。
だが、選択をしなければ緩やかに腐る。

自身を赦し、矛盾という問の先でみつめた
自身を受け容れる。
そのひとつひとつに触れ愛して生きてゆく。

私に必要だったのは変化を受け容れ
輝くことを怖れないこと。

何が合っても自分を貶めず信じる勇気…。

赤熱は、砦に感謝と惜別を告げる日が
きたのだと悟る。

「いままで護ってくれてありがとう」

岩壁の砦は、閑かに微笑み
絆の記憶となり還った。

「我は、ここに命を宣言する!
我こそが、閑かなる炎を越え継いでゆく者。赤熱のサラマンダー!」

あたりは一瞬にして聖なる炎に包まれた。

変化を恐れることなく燃やし続ける炎は
不屈の意志の守護者となった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー🍎✨

お久し振りに、かよんちゃんとコラボです!
今回は、自身のやや昔の葛藤やら、あんまん(๑´ڡ`๑)やら、はいっています(笑)

変化は、居心地の良い場所からだと余計にしたくなくなる。けれど、殻に閉じ籠もるだけでは、前に進めない。突破できない。

必ず問かけはやってくる。

これでいいの?これがいいの?
本当にしたいことから逸らしてない?

…のような。

そんなごった煮の詩です。かよんちゃんにサラマンダー美人さんを描いて貰っておきながら…無事サラマンダー女子になれた青は、等身大でまいりまーす(笑)

朗読したいのに(∩´∀`∩)…喉が死亡遊戯です。たちけて…(つд`)つ🍎✨




⬆かよんちゃんの原画…です!
ポストカードにしたい(●´∀`●)つ💟✴️
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