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第288回 【筋トレ日誌 その他日々是】279(2022/1/31)▲▲世界で一番かわいいと称する美術館へ行ってみた話▲▲

昨日はとある方から紹介を受け、
『世界一かわいい美術館』を訪問。
https://www.toyamashi-kankoukyoukai.jp/?tid=101827


世界一小さい美術館を目指していた、そうだが、
世界を探せばもっと小さな美術館もあるだろうから
ということで、もっとも『かわいい』美術館
となったそうです。


美術館といっても大それたものでは決してなく、
地元の有志で運営されており
入館料もタダ。


欧米なんかに行くと
街の一角で民家の片隅で運営している
美術館があると聞いたことがありますが、
まさにそんな感じ。


美術館の世話係をする方も
近所に住んでいるオッチャンやオバチャンです。
入館して
『どうぞどうぞ』と声を掛けてくださった気さくなおじさんが
普通の作業着(電気屋さんがよく着ているようなやつ)でした。
その位に、地元感色が濃い美術館です。


そんな美術館はとても小さいので
30分ほどでみ終わることができるのですが
(自分の母親の作品が
 展示されていたのは驚きでしたが)
その後例の作業着のおじさんと
かれこれ2時間近くも話し込んでしまいました。
一体何をしにきた訪問客なのか、、、ですね。


このおじさんの話がすごく高尚な内容とか
というわけではないのだけれども、
示唆に富むというか
『そんな人生も悪くはないですね』
と思わされる内容であったのです。


おじさん(Tさんとしておきますが)、
すでに引退されているものの
私と同業界で働いていらっしゃったことが縁で
あれやこれやの話が数珠つなぎに出てきます。


そんなサラリーマン人生の中で、
趣味の活動で行っていたクラリネットのおかげで
大阪フィルの総監督を務められた朝比奈隆さんとの
ご縁ができたり、
実際にタクトを振ることもあったり、と
そこら辺に普通にいる奥さんになかなか頭が上がらないおじさん
(と、ご自身で仰っていました)
なのですが、
話の中で共通して語られていた(と思えるの)のが
『チョロチョロしてたらご縁ができました』
ということだと思うんですよね。


Tさんは71歳と仰っていましたが、
引退して隠居してしまう人もゼロではないはず。
今も地元の自治振興会の長を務められながら
(田舎では、自治振興会は結構重要な組織隊)
小中学校の統合問題や
後人へ自分のご経験を伝える活動を
精力的になさられているとのこと。
それもこれも、
あちこち出歩いていことが縁で生まれた
機会なのだそうです。


ロバキヨも言ってますよね。
まずは間違いを恐れず動いてみろ、と。


Tさんが意識してそうなさられていたかは分かりせんが、
動かなければいつまでたっても進捗度ゼロ。
動けば進捗度は0.1かもしれないけど
前進はします。

その他、
娘さん誕生の際の涙ながらのお話
(本当に涙ながらに語ってくださった)
などを聞いているうちに、
閉館時間も大きく超えタイムアップ。
続きはまだ次回来てください、ということになりましたw


というわけで、
人との出会いも外に出ないと生まれないもの。
そして一旦出会いが生まれると、
そこから倍々ゲームのごとく
人との繋がりが拡大していくものと思います。


皆様も機会があれば、
世界一かわいい美術館へ
訪問してみてください。

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