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メンターとは、決して会社の上司だけとは限らない~

社会派ブロガーである”ちきりんさん”のことは、noteを読んでいたり、Voicyを聴かれている方の多くは、恐らくご存じかと思います。

言わずもがなですが、ブログ、執筆、Voicyと多伎に渡って発信をし続けている方であり、はてなブログの内容は、10年以上前のものでも、本質を突いているものばかりなので、今でも大変参考になります。

特にコンテンツビジネスにおいて、フローではなく如何にストックが大事ということを、まさに体現されている方です。

個人的には、ブログの積み上げの神様だと思っており、それだけ、ちきりんさんのブログは、いつ読んでも価値があるものばかりです。(もちろんVoicyも含めて)




〇ちきりんさんを知れたきっかけ


ちきりんさんのブログを、自分はいつ頃から読み始めていたのか、勝手に思い返してみると、どうやら2013年頃から読んでいた事が判明。

なるほど合点、なぜその時期から読み始めたのも思い出しました。

その当時、仕事でアメリカ市場を任されていたんですが、同じグループのメンバーがひとりは駐在、もう一人も海外研修でいきなり居なくなり、人数が減って、めちゃくちゃ忙しくなった時期だったんですよね。

このまま仕事に忙殺されてしまっては、頭がおかしくなると思い、毎日早朝ランニングをやり始めたのもこの頃からでした。忙しいから休みたいと思うのが普通なのですが、自分の場合は、勝手に体が走ろうと動いていました。

それぐらい、自分で自分の体のことを気づけないぐらいに追い詰められていたんだと思います。

合わせて、仕事だけではなく、自分を変えるためのきっかけとなるような何かを探していた時期だったんですよね。

そこでたまたま、目に止まったのが、ちきりんさんのブログでした。始めは、ただざーと流し読みしていただけだったんですが、読むにつれて、あっという間に引き込まれていったわけです。


〇木下さんを知れたのも、ちきりんさんのおかげ


今となっては、勝手に私のメンター(=先生)とさせて頂いている”木下 斉さん”を知ることができたのも、ちきりさん⇔木下さんとのYouTubeでの対談(2021年)がきっかけでした。

「ちきりんと、木下の・・・」と、冒頭のお二人の掛け声が、いつも合っていなかったあの対談動画ですw 

YouTubeライブなので、もう残っていませんが、見られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

あの対談動画で、木下さんの凄さを知ったんですよね~。ちきりんさんの着眼というか視点はいつも当然鋭いんですが、それに間髪入れずに返答できる、この人は一体誰なんだ?というのが、木下さんに対する第一印象でした。

そこから、木下さんの書籍を読み漁り、木下さんがVoicyを始められた21年7月から聴き始め、プレミアムリスナーにも速攻で加入して、現在に至るというわけです。

話しをちきりんさんに戻しますと、木下さんのVoicyのヘビーリスナーである市場性と逆算思考さんが、「ちきりんさんの書籍の黄緑青赤・・・」とコメントされているのを見かけ、この色って何だっけ?と思ったら、そういうことだったんだと↓

ちきりんさんの書籍(~しようシリーズ)

もう一冊、「自分の時間を取り戻そう」という本があるのですが、それはKindleで購入してしまったため、色に気づけずにいました(この本は青色)。

元々これら4冊は、構想段階からパッケージで執筆することを考えられていたとのことで、デザインも同じセンスだったんですね(論理思考→マーケット感覚→生産性→意見)

今回、せっかくなので、ちきりんさんの本としては、恐らく最後の本になってしまうと思われる「自分の意見で生きていこう」に触れたいと思います。


ちきりんさんが、発信や書籍を通して一貫して伝えたかったことは、”自分の人生を自分で考えて、楽しく過ごしていこう”ということであり、そのためには、自分の意見を持つことの重要性を教えてくれています。

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〇自分の人生は、自分で決める


今までの自分の人生を振り返ってみても、”世間体”とか”こうあるべき”とかに流されて、選択したことって結構あるなーと。

就活はその最たるもので、とりあえず聞いたことのある大企業で働くのが一般的で、自分自身を振り返ってみても、何となく企業のイメージが沸くからエントリーしてみたという感じが、本当に多かったです。

とはいえ、今の若い人達は優秀なので、そんな通例に流されず、自分の頃と違ってもっと社会的意義のあること、いわゆるパーパス目線で選択されている方も多いとは思いますが…。

結局は、自分で選択するってすごいリスクが伴うんですよね。その決断が後々になって間違っていた場合、逃げ道としてどうしても誰かのせいにしたくなってしまいがち。

だから、他人には答えようの無い問い(転職、結婚、自宅購入等)についても、人は誰かのアドバイスを求めてしまうんですよね。

でも、上記に挙げた項目の相談って、たとえ誰かに相談したとしても、何かしらのアドバイスをもらえるかもしれませんが、それらが決断を左右する要因にはなりえませんですよね。

だって、その人の価値観とか置かれた状況によって、問題の捉え方、見え方は変わってくるものであり、その人のことを一番分かっているその人自身にしか決められない問題なんです。

しいて言えば、他人の中でも、自分のことを一番分かってくれている配偶者の方と相談すべき話。重要なことについては、当然私も奥さんと相談した上で決めています。

どこかのVoicyでちきりんさんが、「これこれこういう状況で転職すべきか悩んでいますが、転職すべきでしょうか?」見たいな質問をリスナーさんから受けていた際、「そんなことを私に聞かれても、知らんがなっ~!」とおっしゃっていましたが、本当その通りw

だって、会ったことも無い、素性が分からない人の人生相談に乗れるはずがないし、逆にちきりんさんがその相談に乗っていたら、ちきりんさんの信憑性を疑ってしまいます。

人は恐らく、そういう風に自分の悩みの解決策を知りたく、人に頼って人にすがっていくことがエスカレートした結果、新興宗教なんかに行きついてしまうのかなと。

それはさておき、どうしても相談するのであれば、自分の現状や今までの背景、今後のキャリアプラン等、考え抜いた上で、しっかりと伝えて相談すべき話ですよね。

日本人って自分も含めてですが、今までの学校教育のしがらみから抜け出せず、何らか正解がある問いに対する回答ばかりさせられてきてしまった結果、社会人になっても、いつも正解ばかりを求めてしまってます。

学校教育で正解のある問いばかりやらされ、且つ他社と横並びで常に同じことをさせられてきたのに、社会人になるや否や、”他人と違うことは何?と人と比べられ、あなたのオリジナリティーは何?”みたいなことを急に言われても、そりゃキツイよなーと感じてしまいます。

仕事の会議中でも、自分の意見が正解かどうか迷ってしまい、発言を躊躇してしまうことなんてざらにあると思います。そういう訓練や発言する機会ってこれまで十分に無かったじゃないですか?と、言いたくなるのも仕方が無いことだと思えます。

それでもやっぱり、会議においては、本来、意見をインタラクティブに交換し、複数の選択肢からどれかを選んで決めるために、自分の意見を持って出し合うことが大切なんだと思います。

人生なんて本当あっという間です。自分の人生を何も考えずにバイアスにかかった状態で、他人に流されてしまった人生となり、年をとった段階で、やっぱりこうしておけば良かったーと思うことばかりの人生なんて、嫌ですよね。

本書を読んで、改めて自分の意見を持って生きていきたいと思いました。

冒頭にも書きましたが、自分の人生を自分で考えて、楽しく過ごしていくためにも、まずは自分の意見を持つということの大切さを忘れずに、私も自分の人生を生きていきたいと思います。

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!

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