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暦とは?

8月の末になりますと主要な神社からいっせいに来年の暦が発売されます。

「OO暦」「OOこよみ」と言われているものです。本屋さんに行きますと既に何種類かが発売になっています。

この暦とはカレンダーの事だということはお分かりだと思います。私たちが日常使っているカレンダーと月日は一緒になっています。

この中で、大安ですとか仏滅をチェックしてお仕事に使う人がいます。これを六曜と言います。

また、立秋や秋分などの二十四節気で動いている方も多いですね。食品関係、ファッション関係、インテリア関係など季節変動がご商売に現れる方は24節気を見逃すことはありません。

たとえば2月は気温が一番低い時ですが、立春(節分)の頃は光は春色です。気温の四季と光の四季はこの二十四節気に内包されています。

この暦には、そのほかに神社仏閣の行事、ご祭礼、人生儀礼などの生活習慣も載っています。

もう一つ、旧暦ではどうであったかが記載されています。前号の七夕のところでもお話しましたが、神奈川県の平塚の七夕は西暦で7月に、宮城県の仙台の七夕は8月に行われています。旧七夕は今年は7月31日でした。東北のお祭りは8月が多いですね。土地のリズムを感じます。

新しい暦をお求めになって、お仕事やご自分の、またご家族の生活のリズムを点検してみては如何でしょう。

この土地のリズムに合わせて出来上がったカレンダーですから、何か新しい発見があるかもしれません。農業の方は今でも独特の農暦を作っている方が多いです。漁業の方もきっと漁暦を工夫されていることでしょう。

日めくりのように、何の疑いもなく何月何日何曜日で毎日が過ぎていってませんか? 暦の中で朔、上弦、望、下弦という言葉を見つけてみてください。朔=「ついたち」と読みます。陰暦の月です。

暦は私達のお守りになります。

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