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研修医池田先生が脾摘後の侵襲性肺炎球菌感染症について発表してくれました!

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 今週の総救カンファでは、総合診療内科ローテーション中の1年目研修医池田先生が発表してくれました!4月にローテートした際に主治医として担当した患者さんから生まれた侵襲性肺炎球菌感染症に関する臨床疑問ついて調べて発表してくれました!

 症例は65歳男性で、10年前に進行胃癌に対して胃全摘術後の患者さんが発熱と腰痛を主訴にERを受診された患者さんでした。

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 患者さんは「私、脾摘後です!」と言ってERには来られません。発熱患者さんを診察するときに、今までの病歴から「脾摘後」であることを想起できるかどうか、そして脾摘を行う際には患者教育、医療者教育が大切です。いずれもとても難しいことで、特に今回の発表後のdiscussionでは、外科専門医の先生から「予定手術の患者さんにはワクチン接種を予定で組み込んだり、長期外来フォローになった後にワクチン接種を行ったりすることはあっても、脾損傷など外傷での緊急手術後の患者さんの場合は継続的な外来フォローとならないことも多くワクチンの摂取漏れがあるかもしれない」との貴重な意見もありました。どうしたら防ぎ得た疾患を未然に予防できるかを考えることは、患者さんにとって非常に大切なことであるばかりか、予防医学的な側面で医療者の視野を広げるとても重要なことです。池田先生の発表ではその問題提起をしてくれました。

 総救カンファでのプレゼンテーションには、質問票を用いた同僚や指導医からの評価、フィードバックを行っています。自分の疑問を系統立てて整理し、それぞれに対して丁寧に解決し考察と問題提起を織り交ぜた今後の診療につながる発表で、4-5月のローテート時からさらに成長した池田先生にとても感動しました。良い発表でした。お疲れさまでした!


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