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brightwayについて

brightwayとは

brightwayは私たちが新しく立ち上げたユニセックススニーカーブランドです。
2020年3月にMakuakeのクラウドファンディングからデビューしました。

※こちらのプロジェクトページもぜひご覧ください。

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brightwayの特徴は後ほど詳しく説明させていただきますが、ひとつは婦人靴工場がメンズスニーカーを作っているということです。

ファッション業界ではメンズとレディースでは作り方が異なり、特に靴の場合は木型設計からパターン設計、使用する素材から機械にまで違いがあり、両方を手がける工場はありません。

そんな中で私たちは婦人靴工場ながらメンズスニーカーも作っています。
そして外注化・分業化が進む中、全て自社内で作ってることも特徴です。

■brightwayのコンセプト


brihgtwayのコンセプトは

①長く愛される普遍的なデザイン
➁本質的に良い、履きやすい靴
③仲間と共存できるものづくり

です。

①長く愛される普遍的なデザイン


トレンドの最先端を常に追い求めるファッション業界。自分たちの一生懸命作った物が次のシーズンには忘れ去られてしまう。
悲しいと思いながら、でも毎シーズン新しい商品を作る自分たちがいる。
そんな葛藤がずっと続いていました。

めまぐるしくトレンドが変わる現代に変わることのない、普遍的なものを作りたい。

作り手として世代を超えて長く愛される物を作りたい。そんな想いを持つ私たちがたどり着いた答えがトレンドに左右されないミニマルなスニーカーを作ることでした。

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シンプルなものほど難しいです。
なぜなら物の本質がすぐにわかってしまうからです。


ごまかしが効かないし、削ぎ落とすことは予想以上に勇気のいることです。ですが、私たちは本質的に良い物を作り続けてきた自信がありました。
チャレンジングな取り組みでしたが想いを信じてシンプルなデザインを目指しました。

②本質的に良い、履きやすい靴


私たちが作り手として最も大切にした部分です。

~木型開発~

具体的にまず自分たちでゼロから木型を開発しました。
業界の構造上、靴づくりは分業化され多くを外注化するのがスタンダードとなっています。木型開発もその一例です。

しかし自分たちでいい物を作りたいと思った時、自分たちで作る必要がありました。
私自身が靴づくりの師匠のもとで休日に木型作りやパターン設計を習い、平日の仕事が終わりに木型作りやパターン設計に励みました。何度も何度も履き心地のチェック、微調整を繰り返しました。

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経営者になる自分がなぜここまでやるのかというと、自分たちの名前で作るものに一切の妥協はしたくなかったからです。


経営者はものづくりのことを知らなくても良い、経営に専念すべきだという人もいます。
それは正しい一面もあります。でも私はものづくり企業のトップに立つ人間こそ、ものづくりの本質を心身ともに理解しておく必要があると考えています。

~履いてくださる方を想ったものづくり~

私たちが作るスニーカーには随所にパンプスやブーツで培ってきた技術を凝縮しています。代表的なのが踵の芯材です。
私たちは踵の芯材にレザーカウンターという本革を使用しています。

この本革を使って生産する靴工場は日本でもほとんどなく、海外でも一部のラグジュアリーブランドしか使われていません。現在流通しているスニーカーのほとんどはプラスチック製の物を使用しています。

理由は5倍以上のコストと10倍以上の時間を要し大量生産には向かないからです。

レザーカウンター(革芯材)

本革の芯材は水に浸して半乾きの状態で使用します。この乾き具合も非常に重要です。
そしてこの芯材は完全に乾燥するまで木型に入れた状態にして馴染ませなければならず、その時間は24時間以上です。


1日に生産できる足数は熟練の職人がチームになって10足程度です。そしてこの芯材を使いこなすには技術と経験が必要です。

本革の芯材を使うことのメリットは、履けば履くほど足に馴染み、靴ズレが起こりにくいことです。これまで売り場で数えきれないほど靴ズレで悩む女性の姿を見てきた自分にとって、履きやすい靴を作ることはコスト以上に大切なことでした。

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全ては履いてくださる方のために、創業以来この製法を守り続けています。

その他にも目に見えないパーツも全て、調達できる範囲で良質な素材を使用しています。


「見えないところにこそ、ものづくりの本質が表れる」創業者の哲学です。

目に見えないところにどれだけの技術と情熱を注ぎ込むか、誠実なものづくりは私たちを裏切らないと信じています。

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③仲間と共存できるものづくり


brightwayではできる限り多くのパーツに国産素材を使用しています。
表面に使用している牛革は姫路のタンナー(革を染色して下さる方々)から直接仕入れています。生産者のもとに足を運び、彼らのものづくりに対する想いや大切にしていることをしっかり聞いたうえで、大切に使わせていただくようにしています。


革を染色する技術はじめ、日本には素晴らしい技術、情熱を持ったものづくりがまだまだ残っています。ですが今は絶滅の危機にあります。多くが安価を求めて海外に生産拠点を求め、安く作ることしか考えなくなった結果です。


利益の最大化、資本主義と考えれば仕方がないのかもしれませんが、私たちは地場産業を守っていきたいです。

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靴には本当に多くのパーツがあり、そのパーツの数だけ産業があり、そこでものづくりに励む人々がいます。私たちが靴を作れるのも彼らがいいものを供給して下さるからです。


自分をここまで育てていただいたのもこの地場産業があったから、家業があったからです。

本質を大切に守りながら、次世代に残していくことが私の使命であると思っています。そのためには経営のトップに立つ者こそ、ものづくりの本質をしっかり理解すること、その魅力を適切な方法で社会に発信していくことが大切だと思っています。

次回はbrightwayの名前の由来・行動指針・どんな未来を作りたいかについてお話させていただきます。

【予約販売受付中です】

brightwayのスニーカーがついに一般発売を開始いたします。
6月中旬から初内開始予定です。
予約販売も受け付けておりますので、ぜひサイトもご覧ください。


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