見出し画像

私がヘラルボニーとアートスニーカーを作った理由(前編)

こんにちは。
今日はbrightwayが初めてコラボレーションさせていただいたヘラルボニーとのアートスニーカーについてお話します。

こちらがコラボレーションしたアートスニーカーです。
様々な配色のパターンをカラーオーダーできるようにしています。

画像2

画像3

画像3

■アートスニーカーについて

HERALBONYは、日本全国の福祉施設に在籍するアーティストと共に、新たな文化の創造を目指す岩手県発のアートライフブランドです。

今回、ヘラルボニーで活躍されてるアーティストの作品を用いてスニーカーを作成させていただきました。

こちらのスニーカーは革の表面にインクジェットプリントが施されており、1点1点ハンドメイドで作っています。


■ヘラルボニーとは

異彩を、放て。をミッションに掲げる福祉実験ユニット。
企業・自治体・団体・個人の抱える課題に対して、福祉を軸としたアプローチで社会実験を共創している企業です。

■ヘラルボニーとの出会い

ヘラルボニーとの出会いは、ICCサミットというビジネスカンファレンスでした。

ソーシャルグッドカタパルトというピッチコンテストがあり、そこで私が審査員を務めたのですが、そのピッチに登壇されたのがヘラルボニーの共同代表の一人である松田文登さんでした。

ちなみに松田さんは3人兄弟で、双子の兄弟でヘラルボニーを創業されてます。そして一番上のお兄さんの存在がヘラルボニーを創業された原点になっています。

本当に素晴らしいプレゼンなのでぜひ見て下さい。

松田さんはこのピッチで優勝されました。
プレゼンはもちろん素晴らしかったのですが、松田さんのなぜこの活動をするのか、想いと目指す未来を聞いて本当に胸が熱くなりました。

同時に今の自分に何かできることはないのだろうかとすごく考えました。

ヘラルボニーではファッションアイテムも展開されていましたが、靴だけは生産ロットの関係などもありハードルが高いと悩まれていました。
そこでぜひ一緒に未来を変えるものづくりをさせていただけませんかと話したのがきっかけです。

■ヘラルボニーとものづくりを決めた3つの理由

ミニマルを突き詰めたデザインのbrightwayから色鮮やかなスニーカーが出てビックリされた方も多いと思います。

私がヘラルボニーと一緒にものづくりを決めた理由は大きく分けて3つあります。

①アートしての作品がかっこよかったから

ヘラルボニーでは障害のある方のクリエイティビティをアート・作品として様々な形にして展開をされています。

初めてヘラルボニーのアーティストの作品を見たとき、作品が本当にかっこよく素敵だったから、これがひとつめの理由です。

②日本のものづくり・クリエイティビティを一緒に世界に発信したい

brightwayの立ち上げ構想時、日本でものづくりをする者同士のコラボレーションを考えていました。

デニムで作ったスニーカーや和紙で作ったスニーカーなど、日本全国の素晴らしいクラフトマンシップを掛け算して、商品を通じて日本のものづくりの魅力や想いを新たな形で知っていただきたい、そんな構想がありました。

余談ですが、brightwayのデザインはどんなテキスタイルでも縫製ができるようなパターン設計になっています。

そんな中で革にプリントができる技術と出会い、テキスタイルだけではなくアーティストの描いた作品・想いもスニーカーに込めて届けることができるのでないか、

そう思ったときに出会ったのでがヘラルボニーでした。

想いとアートを身にまとう。
そんなものづくりがしたいと思ったのが2つめの理由です。

③自分たちにもできるソーシャルグッドビジネス

最後の理由は、自分たちの靴づくりを通じて社会課題の解決に貢献したいと強く思ったからです。

これまで私の周りには障害のある方がいなく、どんな課題があるかも知りませんでした。

でもヘラルボニーと出会って見える景色が変わりました。
そして自分に何ができるのか考えたとき、このアートスニーカーを作ることが自分たちにできるひとつの社会課題の解決の形になると思い作ることを決めました。

社会課題をビジネスで解決していくソーシャルグッドビジネス
いきなり始めましょうと言っても、何をすればいいか分からない人はきっと多いと思います。

NPOで活動したり、社会起業家にならなくても社会課題に向き合えること、貢献できることは身近にあって、このアートスニーカーを作ること、履くこともひとつだと私は思います。

アートスニーカーを見てかっこいいなと思って購入して履いていただく。最初の入り口は商品でそこからヘラルボニーについて知り、社会課題を知り、見える景色が変わる。そして自分の行動が変わる。

商品を通じて私たちの想いやヘラルボニーの想いを知り、身にまとうことでひとりひとりの景色が変わり、行動が変わり、社会が変わっていく。
私たちの作る1足1足がそんな存在になってほしいと願っています。

かなり長文になってしまったのでこちらを前編にして、後編を次回お話ししたいと思います。

■アートスニーカーの試着・オーダーについて

12月11日(土)から12月27日(月)の期間中
ヘラルボニーの京橋ギャラリーとECサイトにてアートスニーカーの受注を行います。
※ギャラリーの営業は12/26(日)までです。

・京橋ギャラリー
会場名:BAG-Brillia Art Gallery内
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル
開館時間:11:00~ 19:00 
※12月28日(火)~1月5日(水)の間は年末年始休館
休館日:毎週月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日の火曜日へ振替休)

・ECサイト

ぜひギャラリーにもお立ち寄りいただけたら嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?