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機材、高い、ツライ・・・【中編】

書く内容を忘れてしまいそうなので、昨日に引き続き中編(えっ?後編じゃないの?)を書いていきたいと思います。昨日の前編はこちら⇒『機材、高い、ツライ・・・【前編】』


毎年発表される各メーカーの新型

前回はコンポのことを中心に書きましたが、今回はフレームのことについて書いていきたいと思います。

ピストバイクはそれ程でもありませんが、ロードレーサーに関しては毎年毎年どのメーカーからも新型が発表されてきます。

『当社従来比20%剛性アップ』や、『新型は時速40km/hで走行時に5w削減を達成!』みたいな感じで、魅力的な文字が踊りますよね。

そりゃ~当たり前に悪くは作らないでしょうから、良くなってるんでしょう。それは間違いないと思います。けど、毎年買うの?です。

フレームがヘタる?

『フレームがヘタる』という表現が時々使われますが、アルミフレームならまだしも、カーボンフレームをヘタらせることができる程乗っている選手なんて、中学生では皆無、高校生でも一部のトップアスリートくらいだと思いますよ。

年間30000㎞以上乗るような高校生⇒この選手とか(笑)であれば、多少はヘタるということが起こりえるのかも知れませんが、むしろ距離よりもパワーによっての方がヘタるんじゃないかなと。

スプリントで1500w以上で何発も何発ももがくなら、負担が掛かることは容易に想像はできますが、1200wやそこらでヘタる程、ヤワなフレームはメーカーも作っていないと思います。

落車でもしなければ、1年なんかでは絶対大丈夫です。3年以内に買い替えなんて、トラブルでもない限りあり得ないと思っています。
※息子のフレームは丸4年経ちましたが、4月からも大学で同じように使いますよ!買い替えるつもりなんて今のところないですwww

性能よりもポジションは追及する

じゃ~いつ買うの?ですが、何年乗ったとかよりも、身長が伸びてポジションが出なくなったらそれは買い替えるしかないと思います。それが、フレームを新調してから1年であっても仕方ないです。

成長期のタイミングで一気に身長が伸びたりしますが、選手本人は意外と気が付かず、ポジションが合わないまま乗っているのも良く見かけます。

しかし、ポジションが合わないまま長時間トレーニングを続けていると、身体に余計な負荷が掛かってしまうので、故障のリスクも一気に大きくなりますし、何よりこれは速く走れないと思います。

サイズアウトしている悪い例

写真は高校2年のインターハイのアップ中ですが、ご覧の通り腕が詰まってしまっていました。

この後、腰痛等の色々な身体の不調が出てきたので、安く譲ってもらったこのフレームを降りることにしました。

機材の差なんかよりも、最適ポジションが出ていない自転車は走りません。人馬一体と言ったりしますが、自転車も機材と身体が一体にならないとそのフレームのパフォーマンスは出すことができないと思います。

なので、ジュニア選手はフラッグシップモデルのフレームなんて買わずに、上から3番目くらいの身体に合うフレームに乗って、サイズアウトしても無理して乗り続けないようにする工夫が必要だと思います。

ちなみに、ずっとフラッグシップモデルを買い続ける財力があれば、それが一番自転車業界にとっては良いので、是非そうしてください(*^-^*)
※あくまでも経済的に厳しい、多くのご家庭を対象に書いています。

ホイールだけは少し良い物を・・・

コンポ、フレームと書いてきましたが、ホイールに関してだけは少し違う意見かも知れません。お金を掛けるのであればホイール!そう思っています。

まず、フレームと比べてそこまで頻繁にモデルチェンジが行われるということもありませんし、フレームがサイズアウトしてもホイールは使い回すことも可能です。

あと、コンポで105をデュラエースにする差額を出すのであれば、それをホイールに向けた方がパフォーマンスは上がると思います。たぶん、自転車の中の機材で一番差が出るのはホイールです。
※個人的な意見なので、鵜呑みにはしないでくださいね。

それでもフラッグシップモデルまでは必要ないと思いますが、上から2番目くらいを買えるのであればとっても理想的ですし充分です。

新品で10万円のホイールを買うのであれば、中古でも良いので定価20万円以上くらいのホイールを、安く手に入れて欲しいです。

フリマサイトでも良いですし、部活のある高校生であれば先輩から売ってもらう等、ここはアンテナを高くして情報をしっかり入れると良いと思います。
※フリマサイトの偽物や詐欺には充分注意してください。

練習用ホイールを使うかどうか

昔は練習用ホイールを普段は使って、決戦用に良いホイールを使ったりしていましたが、今は普段から皆さん決戦用(とも言わないか?)を履いていますよね。

普段から、ホイールの特性を引き出す走りを・・・無理やってwww
そんなホイールによって踏み分けられるような上級技術が備わったジュニアがいれば、もうジュニアのナショナルレベルくらいには上がってます。

そんなことよりもディスクブレーキの調整が、ホイールを替えるたびにシビアになってきたので、ストレスを軽減する(音鳴りがウザい)意味でも、普段から同じものを使えば良いと思います。

リムブレーキの選手も、練習用アルミで決戦用がカーボンだと、その都度ブレーキシューを替えないといけないので、面倒くさいと思われるようなら普段から一緒で良いんじゃないでしょうか。

我々の時代は、この面倒な作業が儀式のように思っていましたが、もう古い慣習だと思いますし、変わっていけば良いと思います。

ということで、今日も長くなってきましたねwww
ここまで長くなると思っていませんでしたが、あと少しだけ書きたいことがあるので、それはまた次回に書きたいと思います。

いよいよ次回終わるのか?今度こその後編にご期待ください(笑)
本日も、ありがとうございました<(_ _)>


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