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ついに外国人に見切られる日本企業

 つい最近、ネットサーフィンをしている時にX(旧Twitter)に投稿されている記事を探していると在日ベトナム人の労働意欲が低下しつつあるというニュース的な内容を目にした。
 それについて株式会社マイナビグローバルが出した国内在留外国人の日本における労働意欲・特定技能への意識に関する調査を2024年に入ってした結果である。
 日本にはベトナム、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、カンボジア等の東南アジア圏から特定技能制度で人材が沢山来ているのは誰しもが知っていることであると思う。これを知らないと言っている人は流石に無知すぎると言っても過言ではないほどだ。
 ネトウヨ達や偽物右翼が「別に強制じゃないから嫌なら帰れ!」「来なくて結構です!」とかベトナム人をはじめとした外国人に対して批判、辛辣な意見や反論しているのも見かけるが労働意欲低下に関して日本人も他人事ではないのである。

 とある在日ベトナム人労働者が理由を述べていたが我々日本人も共感できる労働意欲低下の理由について挙げて行きたいと思う。

①激務薄給
 日本人、在日外国人の労働意欲低下の理由を深堀して真っ先に浮かんだのは仕事がハードな割には給料が低い事。前から常々と思ったのが仕事のクオリティの高さを要求するくせにその対価に見合った給料や報酬を支払わない企業が日本国内を埋め尽くしているのが現実である。
 正社員並みの業務量をこなしても支払われるのは雀の涙程度で生活していくのもやっとな給与しか支払われない。一昔前から問題になっていたワーキングプアも未だに解決できてないし在日外国人だけではなく日本人も同じ感情を抱いている事だろうと思う。しかし解決される手立てが未だに見つからないのが問題である。
 聞いた話だと海外に進出した日系企業も実はあまりウケがよろしくないらしい。海外との考え方、価値観の違いも一部影響しているのだろうけどブラック企業だと受け取られても仕方ない事をしているのだから我々日本人も反論はできないし既に赤っ恥をかいている。

 ②円安と税金絡み
 コロナ後の日本は完全に円安に見舞われており1ドル=150円台になっているほどで物価も高くなってきているのが度々ニュースになったりインターネット上でも話題になっている。そして話せば長くなるほど税金の納税もあるから祖国に残された家族に仕送りをする者にとっては死活問題である。それに関して日本人も同じで物価が上がっていく一方で給料は上がらず、政府は賃上げ政策を促すも結局は駄々滑りで一部の大手企業ぐらいしか賃上げはできておらず巷の企業による賃上げはされていない。
 日本人と在日外国人で共通して言えるのが消費をしようにもコストもかかるし、家族の面倒見たり仕送りしたりしたいけど自分の事で手一杯になってしまうぐらい笑い事では済まされないし他人事ではないのである。

③将来性的に不安
 もうすでに日本の国力は衰退していってると言われているがまさにその通り。もう東南アジア諸国に追い抜かされており逆に日本人が海外に出稼ぎに行ったり国外脱出(亡命)をするぐらいになっている。
 先ほど挙げた円安に関して日本では比較的、巷の会社員と同等の給料を貰うことはできても祖国の通貨に換算したら安いのもあり不安を抱えている外国人も多いのが現実。
 日本で生まれ日本で育った純日本人が今の現状に不満や不安を抱えている話は色んな界隈で聞くが、まさか在日外国人もそこまで将来の不安を感じているのがびっくりである。むしろ日本人より外国人の方が優遇されているのでそんなことは無いと思っていた。
 確かに不良外国人が多く入国してきている事で真面目に働いてたり、帰化した外国人が一部の日本国民の怒りの矛先になって批判の標的になったり迫害されるのもあるし、その状況下で先ほど挙げた通りの理由がダブルコンボで来たらそりゃあ労働意欲も下がる原因にもある。

最後に
 今回は3つの原因について挙げて見たがネトウヨ含む偽物右翼も正直危機感を持って欲しいし外国人にも願い下げだと言わんばかりに見切られている事に耳を傾けるべきだと思う。
 特に親日家で真面目な外国人に見切られたら国際的に見ても外交的に見ても死活問題なのが山のように出てくる。正直、外国人にも見放される程になるところに関して如何に日本が没落していったかを思いしらされたこの頃である。

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