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日々感じたことを綴っていきます。
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2018年5月の記事一覧

明日も生きているかなんて分からない

夜、家人が寝静まった後、さあ散らかった部屋でも片付けるかと思い、卒業した美大から毎年一回送られてくる冊子を何気なく手に取った。パラパラッと眺めてさっさと捨てようと思ったのだ。ろくに会費も払っていない、しかも大学で学んだことを何一つ生かしていない同窓生にまで毎年律儀にカラー刷りの立派な冊子を送ってくれるなんて、経費はどこからやって来るのか知らないが、大丈夫なんだろうか。といつも思うのだが、送付不要の

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一秒も眠ってない

目覚ましのアラームの音で、ベッドからのそのそと這い出る。昨夜、11時頃に布団には入ったはずである。でも私、一秒も眠ってないよね?と思いながら。

だってずっと意識があった。トイレにも、二回くらい行った覚えがある。

そういうことが、私にはちょくちょくある。一秒も眠らずに迎える朝が。専業主婦なので、家族に朝食と弁当を作り、息子を送迎した後は時間があると言えばある。(洗い物の山や薄汚れた床を見てみぬふ

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本当に人それぞれ

うちの両親、両方とも変わった人達なんです。変わった、というのは一応オブラートに包んだ言い方で、はっきり言えば「嫌な」ということになります。

殴ったりといった身体的な虐待は大きくなってからはなかったので、それだけは幸いでしたが、主なものは精神的な虐待。特に印象に残っているのは、何もしていないのに突然母が幼い私を突き飛ばし尻もちをついたこと、あとはこれも母ですが、私や姉を見るたび「みたくない」と言っ

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好きなのに、嫌いだと思うところだった話

高校生の頃、美大を目指して絵画教室に通っていました。商店街のアーケードを抜けたところにある、小さな白いビルの二階。一階は雰囲気のいいコーヒーショップになっていて、その横にある狭い螺旋階段を登り、足繁く通いました。

先生は女性で、30代後半から40代くらいだったのではなかろうかと思います。

絵は上手になりたい、表現したいという気持ちはありました。でも、興味のない石膏像をさあデッサンしましょう、と

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生きてるだけでも成長している

そうだ、アウトプットしよう。と思い立ち、勢いでinstagramのアカウントを2つ作ってしまいました。もともと、あまり更新していない風景写真のアカウントがすでに2つあったのですが、さらに。

何を発表しようというのかというと、イラストとハンドメイドの作品です。

ハンドメイドは趣味の延長という感じで、ちょこちょこ作ったものを友人と一緒にアートフリマで販売し、微々たる収入を得たりはしていたのですが、

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アウトプットせよ

先日、本屋をぶらついていて目に止まったのが、成毛眞さんの「黄金のアウトプット術」という本です。

その本をパラパラっと見てみましたところ、大概の人は既にインプット過剰な状態なのだそうです。こうして成毛さんの本を手に取って読んでいる時点で(買ってないけど)あなたは勉強熱心。今までもそうやって生きてきたのだろうから、もう十分すぎるほどインプットは足りている。あとはそれを吐き出すだけだと成毛さんは仰って

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