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私の中のPERFECT DAYS

PERFECT DAYS.


今、私がどハマりしてる映画です。先日、2回目を家の近所の映画館で観てきました。
毎回泣いてますし、今、寝る際に聞いてるプレイリストはPERFECT DAYSに出てくる音楽のプレイリストです。


私はこの映画で「日々を大事に過ごすことの大切さ」と教えてもらえてる気がします。

派手なことや新しいことがない、日々の繰り返しをパーフェクトと思えるのは、色々あっても今、生きてきたから出来ること。

日々の繰り返し。それってある意味とても退屈ですが、でもとても大事で尊いこと。自分は特別である。他人に評価されるべきである。そういう気持ちを全部捨てることもないけどでもそういう熱い気持ちは若い人に積極的にやってほしい。だって、本当に疲れてしまうから。そして、今の私は疲労の方が強い。そしてその疲労って誰でも感じますよね。特に若い時に感じるその疲労はマジで辛いと思う。少なくとも私は辛かったよ。

だから、今は、そんな葛藤に疲れた若者がふと自分の足元を見た時、その近くでその場を楽しんでるおばさんを見てふっと笑顔になるような存在になりたい。

自分の今を捉えて、自分の今の喜びを見据えて、日々の繰り返しの中で美しさや輝きを見つけて生きる。まだまだ出来る!ってジタバタするのもいいけどでもその能動的な気持ちってみんなに持ってほしいよね。私はもう小さなジタバタでいいや。

だから自分は派手なことや優美なことから離れることに美しさを感じてみたいと思うわけです。

それは今の状況が恵まれているからだ!という人もいるでしょう。確かにそうだと思う。その人それぞれでいる立ち位置から見える景色の違い。そこから見えない辛さや悲しさ。それを見ないふりをしてるわけじゃないの。でもさ、こんな世の中だからさ、まずは生きてこそでしょ。って歳をとって、体調を激しく崩した私は思うのです。
まずは自分の足元を見て、自分の膝を見て、ちゃんと立ててるかどうかを確認してもいい。自分の腰に手を当ててちゃんと立てているか確認していい、いやすべき。自分にどのくらい余白があるのか、その余白がどのくらいか確認することは決して逃げじゃない。
今、世の中で起きてる全てのことに対して意見表明をしなきゃいけないって思わなくてもいい。静かに募金とか署名だっていい。

まずは自分を大切にして。自分を守って。自分が自分を守らないで誰が守ってくれるの?

私は自分自身は扱える小さな世界を大事にすることを最優先。身の丈を弁えて日々の繰り返しを大事にしよう。自分の身の程をちゃんと認識しないとね。今年も大きなパーティーは避けて過ごすつもり。まあ友達少ないから誘ってもらうこともないけどさ。

平山さんに憧れるというより、平山さんに恋してるというより、私は平山さんみたいになりたい。


「なんで映画館で何度も観るの?」と聞かれることもありますが、この映画は映画館で観たい映画なんですよね。没入したいんですよ。あとは飛行機の中で観たい。飛行機も没入できるしね。没入したあと、現実に戻ってきた時自分そのものに丁寧に接することができるような映画です。



ちなみにこれが英語の予告編。


以前の予告編は言葉がありすぎだと思ってました、改善されましたね。