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さよならの向こう側に行くまでに、使命を果たしたい

最近読んだ本。
死生観を感じ考える本だった。

さよならの向こう側

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人は去った時、最後に一日だけ少しだけ戻って会いたい人に会える時間を与えられる。
最後に大切な人に会いに行く。
きっとどんな困難が待っていても、
人はまた大切な人に会いに行く。
そんな、いろんな人たちと案内人が織りなす、最後の再会を描いた純度100 %の温かい感動の物語。

自分が死んで
最後に一日だけ時間をくれる。
会いたい人に会いに行ける。

ただし自分が死んだと分からない人のみ。

そんな時間をもらえたら
誰に会いに行くか。
そしてどんな言葉をかけるか。


この"さよならの向こう側"を案内してる人に
私はなんだか親近感が湧いた。


私のお志事も"さよならの準備"を案内する人だから。
納棺師は旅立つ準備をするためのお手伝い役みたいな。


納棺式もさよならを言う人たちが集まり
感謝や愛ある言葉をかけてくれる。

著書とは立場が違うが
"さよなら"を言える場所なんだと思った。


人は二度死ぬ。
実際に命を落とした時。
誰かに忘れられた時。

この言葉は著書にあって
私たちは会ったこともない
先祖代々までのお参りもしている。

「ご先祖様にも感謝だよ」
という言葉は、私たちが生かされている意味と
ここまで繋いできた命を忘れないでほしいと
言われ続けてきたのかもしれない。


よく、お墓参りしないと
先祖が怒って、不幸が起きるというのも
誰かに忘れられたら本当の意味で死ぬ
と言うことなのかもしれない。

いつでも、心の中で気付いた時に思い出すだけでも、誰か守ってくれる存在であり続けると思う。


話を著書に戻して
もう一つ深い言葉があった。


戦場カメラマンが行方不明になったまま
恋人と一日だけ会える事となって会うストーリー。


現地に行かなければ分からない情報や環境化で
戦場の生々しさを伝える戦場カメラマン。
誰かがやらなければいけない仕事でもある。
そしてその場にしか行かないと感じられない答えもある。

平和とは、戦争と次の戦争の間の隙間のこと。


この言葉は私の胸に突き刺さった。
なぜ平和にならないのか。
どうして国の違いによって平和のあり方が違うのか。

これは一生かけて疑問視する事だけど
日本だって80年近く前までは戦争してた。

これは終わりじゃない。
いつか始まりがくる。
今、日本は戦争と次の戦争の隙間にいるだけなんだ。
と思わずにいられなかった。


その隙間が埋まらないように
現実を見続けるため戦場カメラマンは
「この仕事が自分の使命のようなもの…」と。


どんな仕事でも使命はある。
仕事だけでなく、他のどんなことも、どんな時にも、誰にでも。


私たちは誰にでも使命があって
この場に居て生かされている。


それを十分に全うした時
この世から居なくなる。


この著書の案内人も使命があって
死んでしまった人たちを導き出している。


私も納棺師として使命を持ち
導く人になれたら良いなと思う。


あなたはどんな使命があるだろうか。


生きる意味、大切な人への思いを
改めて考えるきっかけになれたらと思います。



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