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精神科を学びスキルアップ!疲れた時こそセルフケアを!

-こんにちは。元看護師よっしーです。

4月から働き始めた医療従事者の方々、他の病院に転職した方々、そして同じ職場や病棟で働き続けている方々、お疲れ様です!少しずつ慣れてきていますか?疲れを感じる時期に差し掛かっていませんか?

私が精神科に転職したのは40代でした。看護師の免許は持っていても、精神科は特別でした。精神疾患の基本知識を学びなおし、精神科に関する歴史的な事柄から人権問題、精神科に関する法律まで勉強しました。


その頃、私の中での精神疾患の基本知識、主要な精神疾患の特徴や症状と言うと、うつ病、統合失調症、躁うつ病など主要な疾患のみでした。20年ほど精神科での勤務経験はありませんでしたので、ⅮSM-5のガイドラインを手にした時は、  こんなに分類されているの?と驚いた事を覚えています。


加えて、精神科に関する法律も頭に入れておかなければならなく、一般病棟しか経験のない私は精神科をなめていました。

精神科に関する法律において精神保健法があります。

昭和39年精神障害者の少年により、アメリカ駐日大使のライシャワー氏が傷害を受け、日本の精神医療のあり方が国内外で問題となり、 この事件をきっかけに、翌年の精神衛生法一部改正につながり、通院公費負担制度が創設された事。その後、在宅精神障がい者の訪問指導相談事業所を強化するなど改正された事。

平成5年「障がい者基本法」が成立 。

平成7年に「精神保健福祉法」に改正。

自立と社会参加の促進のための援助を盛り込み社会復帰のための福祉施設が充実されるようになり精神科病院の在り方が変わったこと等々。

医師だけではなく、看護師、ソーシャルワーカー、心理士、作業療法士など多くの職種が関わっている事。それぞれの役割と協力体制を理解し、チームでの連携を図る事。

知らないことだらけでした。



入院形態も、
任意入院:自らの意思による入院。

医療保護入院:精神保健指定医による診察の結果、精神障がい者であり医療及び保護のため入院の必要がある場合にその家族等の同意により行う入院。

措置入院:都道府県知事が精神保健指定医に診察させ精神障がい者であり、
自傷他害の恐れがあると認めた場合に行う入院。
と、3種類入院形態があるという事。

危機介入に関しては、
精神的な危機に瀕している患者様との対応方法を学び自殺念慮や暴力行動がみられる場合、どのような対処をするかを専門機関に勉強に行きました。

ⅭⅤPPP(包括的暴力防止プログラム)

1.交渉技術:患者様の怒りが和らぎ、穏やかな状態に戻るための交渉技術。

2.振り返り技術:暴力後に患者様と医療者が同じことが起こらないように一緒に考える技術。

3.介入技術:医療者が行う個人又はチームで行う介入技術。

このⅭⅤPPP(包括的暴力防止プログラム)により、看護スタッフが高い技術を持つ事で、患者様を隔離拘束しない状況を作り出す事が可能となり、行動制限を最小化する事に役に立ちました。


精神疾患の治療においては、
薬物療法が一般的なため、主要な薬剤や副作用、適切な投与方法も頭に入れて服薬指導の重要性を知りました。

コミュニケーションに関しても、
聴く力や共感する力が重要で、その力を養う事。患者様の特別なニーズを理解し、適切なサポートを提供する事。

とにかく精神科は病名や症状以外のことで、学ぶ事が沢山ありました。

精神科で勤務されている皆様、これから沢山学びスキルアップして下さい。時に体力的・精神的に負担がかかることもありますが、だからこそ、この時期は特に、自身のストレス管理やセルフケアの大切さも学び、適切な休養と、リフレッシュを心がけて下さい。


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